備前坊山 ダム東口~中倉峠 ③
踏み跡のようなものがないか、しばし進んでみます。しかし、その先はヤブ。ずっと斜面をたどっていけば、尾根の山道に乗りあげることができるかもしれませんが、地形図に手書きした、このルートの信憑性は薄い。そこで、堂免橋を渡ったところの出発点に戻って、再チェックしてみることにします。
すると、緑地右側の山沿いに、林道のようなものがあるのを見つけました。そこを、たどって行くと、右に山道入口。しかし、まだ浅い。北側送電線の補修ルートがあるかもしれないと、もう少し歩いて、つきあたりまで行ってみます。何やら右手の山側に広場らしきもの。ところが、どうも登山口は見当たりません。
その上の方にも、山道らしきものもないので、引き返します。そして、さっきの入口から上ってみることに。すると、いきなり、トラバース道との分岐。ずっと、北側補修道のことが頭にあるので、少し足を踏み入れてみますが、その先はヤブに近い。まともに進めそうにありません。分岐に戻ります。
急斜面の方を上っていくと、まもなく、「備前坊山⇒」の小さなカード。それに励まされます。やがて、送電鉄塔。「51」となっています。ひとつ南側の送電線かもしれん。まぁええ。とにかく、この斜面を乗りあげよう。テープや珍しい「赤札」に導かれながら、何とか尾根をキープしますが、どう見ても荒れヤブ。
かき分けながら上ります。乗りあげたコブから、北へトラバースする道らしき道。次の送電鉄塔にたどりつきました。さらに急坂を上ってたどり着いたのは、503ピークを左に巻く分岐らしい。まだ序の口ですが、ようやく、歩いている山道と地形図のルートが一致してきたようです。ところがこの分岐、案内はテーピングのみ。
アルファベットが記されていますが、どちらの方向へ進んだらいいものやら。そこで、コンパスをチェックして、右(東)方向へと行ってみます。しかし、どうも違う。道はずんずん下りて、先に高い山はなさそう。分岐まで戻って、地形図を再確認。どうも、ここを北へ進んだところに、東西の二股、もしくは連続する分岐があるはず。
しかし、西への分岐は見当たらず。山道は、そのまま北東へ。ユル坂を下りて、やがて上り坂になります。やがて、コブを経て、三連続の最初の送電鉄塔に着いたのは11時7分。ダウンアップして、次の鉄塔。3番目までは少し距離がありますが、ユル坂。そして、またまた分岐にさしかかります。
ここには、例の「備前坊山⇒」の札が吊るしてあったので、大丈夫。山道は、ヒノキ林とスギ林を代わるがわる通っていきます。そして、やや急な坂を上って、686ピークに乗りあげたのは、12時24分。だだっ広い緩やかな山頂です。ここからのルートも、ユル勾配。そして、備前坊山山頂(789.2m)にたどり着いたのは、12時42分。
つづき:備前坊山 ダム東口~中倉峠 ④
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