阿弥陀山~西峰縦走 ④
北ルート下山口。往路では見過ごしてしまったのに、見つけてみると、結構分かりやすい。尾根のユル坂を下りていきます。しばらくすると、未舗装の仕掛かり林道に出くわしました。はて、山道はどこに続いているのか。すぐ対角線上にテープがありましたが、どうも山道らしきものは見当たりません。
少し林道を下ってみると、尾根を伝う道らしきもの。そこを下りてみましたが、やがて行き詰まり。その左下に、舗装林道が見えます。ウォーカーがひとり。しかし、声をかけるのには遠すぎる。なおも、山道の続きを探りますが、どうにも見つけることができません。やれやれ、舗装林道へ下りることにしよう。
左直近の未舗装林道から、舗装林道へ。カーブ先端の向こう尾根に、重機が止まっています。平日にもかかわらず、放置された格好。それを眺めながら、カーブをまわった先で、下山口を探しますが、林道則面の急斜面ばかり。地形図から判断すると、さっきのところしか、なさそうです。
カーブに戻り、重機の横をすり抜けて、右の尾根に上がってみます。すると、テーピングされた道らしきものがありました。「よし、よし」と、下りていきます。やがて、地形図に記したとおり、663ピークらしきものを左に巻いて谷道に。ところがそのうち、どうしたことか、道がなくなってしまいます。
テープは、ときおりあるものの、どうも歩きづらい。やがて、斜面そのものに。やがて倒木が折り重なるシチュエーション。そう言えば、前にもこんなことが・・・。そうそ。押手山の桧山口に似ています。とにかく下りていきますが、その先にも、倒木とヤブが限りなく続いているように見えます。ここで、ほぼタイムアップの予感。
どうすべや。周囲に視野を広げてみると、左側の斜面にヤブの禿げたところ。道っぽく見えます。あそこまで、平行移動してみよう。とは言っても、折り重なる倒木を跨ぎながらの急斜面の進行に苦心惨憺。それでも、何とかたどり着くことができました。そして、少しばかりの盛り上がりを越えると、山道が。
ひょっとしたら本来あった道が、あそこ崩落でもしていたのか。そのとき、後ろを振り返らなかったことが悔やまれます。とにかく、下へ向かって進むと、まもなく林道に出てきました。まだ道半ばかと思っていましたが、どうやら、予定していた下山口のようです。それにしても、とんだ冒険。クマ笹ヤブはまだ良かった。
久々に散々な目にあったけど、懲りずに、次は逆ルートで探索してみるか。しかし、湯来ロッジまではとんでもないなどと思いつつ、林道を南へ。途中の交差で迷わないように、注意しながら歩いて、大森神社に到着。次の14時55分発のバスまでは時間があったので、完歩祝いの一杯を飲み干して、データの書き出しにかかりました。
:(了)
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