備前坊山 ダム東口~中倉峠 ④
明るい林に囲まれた備前坊山。その合間からチラチラと周囲の景色を垣間見ることはできますが、しかし、どこがどこやら、ほとんど見当がつきません。倒木に座って、オムスビを食べます。若干、ハエがウルサイのですが、この前の阿弥陀山西峰ほどではない。気温24.6℃、湿度45%。風も穏やかで快適。
さて、下山にかかるか。途中、北側を展望できるところもありましたが、いっとき。道なりに北へ歩いていたつもりですが、いつのまにか西へ折れ曲がっていたようです。山道には、アジサイのような感じがする、広い葉の下草の繁みが続いています。そして、右側にネットが続く、何やら押手山北下山ルートに似た状況に。
「ときどきテープ」を頼りながら歩きます。ところが、先の方に見当たらなくなってしまいました。しかし、下には林道らしきもの。道はハッキリしませんが、とにかくそのまま下りてみることに。やっぱり、林道でした。左側は湿地ですが、それでも、こちら側には滑り降りたような踏み跡があるので、大丈夫。
「いったい、ここは」と思いながら、左に上がてみると、中倉峠。やや小汚い休憩所があって、その前に分岐表示がありました。右に「可部冠山・小掛山」の表示、そして左の斜面を伝う九十九折れ坂に向けて、「備前坊山」と書かれています。本来はここを下りてくるらしい。またいつか、こちらから歩いてみよう。
ここからはガレ道、その歩きづらいこと。このグネグネ林道とは別に、谷をまっすぐ下りるルートが、地形図には記されていますが、その入口あたりで注意を怠っていたので、思い出したときにはいつのまにか、谷は深い底に沈んでいました。しかし、あそこを歩いたら、もっと難儀だったかもしれません。
途中石が小さくなることころもあるにはありましたが、それにしても長いながい未舗装ガレ林道。それでもやがて、何とか舗装道に変わってきました。しばらくすると、ラジオのような音。はじめのうちは聞こえたり、聞こえなかったりでしたが、だんだん大きく、ハッキリしてきました。テーマは、どうも戦争法制。
人の言うことを茶化すような口ぶりが気に入りませんが、討論番組らしい。その音源は、「南原峡国際釣り場」。いったい「国際」とは。このあたりの地名か、もしくは外国語が通じると言う意味か。よう分かりませんが、さして興味もないので、通り過ぎます。林道がカーブを描いて、南原峡ルートに合流。
つづき:備前坊山 ダム東口~中倉峠 ⑤
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