2015年5月広島南アルプスショートコース順縦走 ②
もはや道迷いすることもなく、花みずき台口へ向かいます。ここを歩くのは、昨年12月以来じゃが、この前のような感覚。今日は気温が高くなり、夏日になるという予報だったので、古市橋駅で長袖ポロシャツを脱いで、スリーブレス一枚で歩きます。踏切を越えてしばらくすると、幼稚園児数人と保護者。
そして、その手前にいた犬を連れた知り合いらしき女性から、「お父さん、寒うないんかの」の声がかかります。「お父さん」かと思いつつも、「大丈夫」と返します。実際、日に当たりながらの街歩きにはちょうど良い。登山口から最初の分岐まで、きれいに草が刈られていて、歩きやすくなっています。
七久谷尾根ルートへ移行するイレギュラールートも、いくぶん踏み跡がハッキリしているようにも思えますが、これは気のせいかも。それにしても、山道に入ると、ずいぶん風が強くなってきました。早すぎる台風の余波でしょうか。もっとも近くを通過した昨日は、ほとんど風はなかったのですが。
今日は上りなので、いつものとおり、八幡水から分岐広場へ進み、模木階段の急坂。そして、「見張台(へ)」の案内表示のあるコブへ。上っているときは、そうでもなかったものの、稜線に乗りあげて、ユル勾配を歩くようになると、寒くなってきました。武田山山頂(410.5m)には、他に誰もいません。
遠景は少しモヤがかかっていますが、黄砂でしょうか。ひと息ついて、火山へ向かいます。弓場へ続くの森の中、「寒いなぁ、古市橋駅で脱いだシャツを重ね着でもするか」と思っているうちに、何だか頭がモヤっ。一瞬、自分がどこにいるのか分からなくなってしまいました。見当識がなくなるというやつでしょうか。
「前の道が下がっているぞ、おかしい」。ふり返っても、どこから歩いてきたのか分からない状態。すぐに、「そういえば、武田山山頂から下りてきたはず」と思い出しますが、それがどの方向だったか。無意識に高いところへ戻ってみます。そして、見渡すと、いつも見る案内表示板。「おぅ、これこれ」と安心して、縦走路を進みます。
こういうのを、「キツネに化かされた」とでもいうのでしょうか。向こう脛打ち切り株は、あれ以来確認できませんが、頭ぶつけ木は確実にチェック。急坂を下りて、水越峠から上ります。平和台谷ルート分岐、堀切分岐、そしてブルーシート腐れ丸太もチェック。やがて、火山山頂(488m)に到着。鈴ヶ峰が、はるか遠くに見えます。
伴峠からの左(東)ルートがそのまま健在なのを見つつ、権現峠から石山へ。そこから、北をふり返ります。さらに、鉄塔コブを経て、大塚峠から反射板のある丸山山頂(457.6m)へ。相変わらず、山頂表示が無くなったまま。木立がますます高くなって、展望が遮られています。立入禁止よりも樹木を伐採したほうが、機能保全になるのでは。
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