2015年5月広島南アルプスショートコース順縦走 ④
草沼道を渡って、竹林へ。ところどころ、タケノコの皮が転がっています。それにしても、この急斜面での作業、想像するだに、たいへんじゃろ。遊歩道に乗りあげて、引き続き黙々と進みますが、ここまで来ると、ときおりハイカーとすれ違うようになります。鬼ヶ城山山頂(282.4m)へは、いつものごとく、急坂の方を上ります。
そして、八畳岩を過ぎて、抉れ道の手前。ちょっと回り道にはなるけど、歩きやすい鬼のさんぽ道へ出ます。道行地蔵から、再び急坂を上り、鉄塔下の鞍部を経て、ユル坂を歩きます。まもなく、東峰急斜面手前の鞍部に到達。上るときはちょっと険しい左側にしていますが、少し休んで、英気を養います。
まぁ、上ってみると、懼れるほどではない。東峰山頂(312m)にたどり着くと、数人のハイカー。あいさつの声をかけると、木製ベンチに座っていた男性ハイカーが話しかけてきました。「どこから?」と言うので、武田山からと応えます。ここで、今日はじめて、縦走のことを話すことに。今度は、出発駅と時刻を尋ねられました。
それに対して、8時40分ころ、古市橋駅から花みずき台口を上ってきたと答えたにもかかわらず、しきりに「大町から」かと重ねて確認してきます。武田山上りルートのことを、あまり詳しくは知らない様子。それでも、腕時計を見て、「7時間か」と感嘆の声。そのハイカーは、これから鬼ヶ城山へ向かうとのこと。
そうこうしていると、子連れの夫婦ハイカーが下山にかかります。スワッと思いましたが、東に向かったので安心。お陰で焦ることなく、マイペースで南側のルートを下りていくことができました。水場の様子もチェックせず。憩いの森口から、道路に下りたところ、時刻が遅いので、歩きながら完歩祝いの一杯。
その後は、とくに変わったこともなかったのですが、ひとつだけ。帰りの列車、座席がいっぱいだったので、立っていると、中学生らしき女生徒が席を譲ってくれました。しかし、次の駅で降りるからと言って辞退。疲れたジジイに見えるかと、さほど嬉しくはなかったのですが、それでも去り際に、その勇気にお礼のひと言。
:(了)
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