阿武山・権現山縦走 ②
当初、上八木駅へ10時すぎに着くよう、西広島駅9時24分発の便で行こうと思っていましたが、ひょっとしたら、太田川口の谷ルートそのものが崩落している可能性も。そこで、いざというときには、螺山逆回りルートに行き先を変更する場合も考えて、20分ほど早めに出発することにしました。
上八木駅から、とにかく太田川登山口まで歩いてみます。八木用水は復活していましたが、大崩落している細野神社周辺など、途中には修復工事しているところも。ときおり、ダンプが連なって走りすぎるので、歩道を通らないと危ない。いつものように、長いながい道程を経て、ようやく登山口に到着です。
入口には特に通行を制限する表示もなく、斜面を九十九折れる道は健在。少し前から、雨が降りだしていましたが、しばらく進みます。それでも、とりあえずレインカバーを引っ張り出して、リュックサックに掛けておきます。ところが、だんだん雨足が強くなってきました。今度は、カッパを着ることに。
しばらくの間、チラホラとテーピング。それを頼りに歩いていたのですが、いつのまにか見当たらなくなってしまいました。視野を広げて探してみますが、やっぱりありません。そこで、踏み跡のようなものを頼りに、ヒノキ林の斜面を上っていくことに。やがて、再び山道らしきものに遭遇。見覚えある谷川沿いの石段。
そして、ロープが渡された沢に。向こう岸に道らしきものが続いています。しばらく、たどっていくと、再び斜面に出てしまいました。道らしきものは、トラバースして右へ延びています。雨が小降りになってきたので、ここでカッパを脱ぐことに。袖をはずしてみると、ありゃ、首に掛けておいたタオルがない。
そのあたりを見まわしてみても、ありません。途中で落ちたに違いない。よく使うタオルじゃったんじゃが、仕方ない。それよりも、これからどう進むかが、差し迫った問題。確か、本来はルートの左側に、尾根へ乗り上げるトラバース道があったはず。しかし、この道は右に向かっている。ちょっとだけ、行ってみることに。
確かに、このまま進むと、右の尾根に乗り上げることはできそう。しかし、どうも、ルートと違うところへ出てしまいそうな予感。そこで、先ほど右へ曲がった地点へ戻ってみます。よく探してみると、左の谷川へ空間が続いているのを発見。そこをたどってみます。そして、左岸へ渡ってみると、そこには踏み跡のようなもの。
途中で、斜面を上ったり、倒木の下を潜ったりしながら、崩落している沢沿いに進みます。すると、左側へ緩やかに上がっている筋が見えてきました。あれが、尾根道に向かうトラバースルートに違いない。それから、もう少し谷を上ったところで、そこに乗り上げることができました。ようやく、ちゃんとした道に。
つづき: 阿武山・権現山縦走 ③
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