前峠山・焼山・駒ヶ林・弥仙縦走 ③
たまたま目の前の大元ルートを、男性ハイカーが下りてきたのであいさつを交わします。焼山からは、近くに見えた駒ヶ林ですが、山頂ルートの分岐までは、しばらくありました。途中で、アングルハイカー2人とすれ違います。「こんにちは」の声かけには、あやふやな応答。駒ヶ林の大岩には、シカがいました。
その近くの茂みの奥から、男性ハイカーたちの話し声。「最近、体重が一気に増えてきたので、上るのがしんどい」とか言うのが耳にはいりますが、その姿は見えず。まぁ、関係のない他者の話はさておいて、しばし、周囲を眺めます。東の方に、これから行く弥仙が屹立しています。小さく見える展望台。
地形図によると、80mほど下り、そして、仁王門手前の峠から石段を100m上ることに。大日堂へ上る階段の手前で、何やら聞きなれぬ言葉で話し合っていたアングル人の男女ハイカーに呼び止められます。そして、「モミジダニルートは」と、英語で聞かれたので、東の坂の向こうを指して、「オーバーヒア」と応えます。
「オーバーゼア」の方が良かったのかもと、その後すぐ思いましたが、こちらの意は通じたようです。すぐ上にいた日本人の女性ハイカー3人組が、ひょっとして、不正確な情報でも伝えていたのでしょうか。あるいは、分からなかったのか。彼らに謝っています。男性の方に手を上げ、会釈して階段を上ります。
干満岩は通り過ぎ、山頂へ向かう石段。おっと、この前すれ違った女性ハイカーと同じように、左へ入りこんでしまいそうになります。しかし、すぐに行き止まり。引き返して、正しいルートを上って、弥仙山頂(529.8m)に到着です。今回はパスしようと思っていた展望台には、大勢の人。アングルもいっぱい。
それでも、上ってみるか。やっぱり絶景、360度。眺めながら、ひと息つきます。そして、二階で、緩んでいた左の靴紐を締めなおして、展望台を後にします。さて、予定してた四宮ルート。おや、確か下山口だったあたりに、立入禁止のロープ。その先に道はあるようじゃが。途中に崩落箇所でもあるのでしょか。どうすべや。
若干の迷いもありましたが、計画どおり、ここを下りることに。何かあったら自己責任と覚悟して、ロープを潜り、足速に下りていきます。尾根道ですが、ほとんど林の中。急坂からユル坂へを幾度か繰り返します。長く感じますが、それでも山頂からの直下りルート。「モミジダニルート」よりは短いはず。
やがて、もみじ谷へ続く谷へと到達。このルート、終わりが曖昧だったはず。しかし、今回、山道から外れないよう、かなり気をつけて歩いたためか、最後までしっかりした道。ところが、下り口には、またもやロープ。そして、「立入禁止」の札が貼られています。よく見ると、「広島県」。“これッテ、何デスノ?”
つづき: 前峠山・焼山・駒ヶ林・弥仙縦走 ④
« 前峠山・焼山・駒ヶ林・弥仙縦走 ② | トップページ | 前峠山・焼山・駒ヶ林・弥仙縦走 ④ »
「宮島」カテゴリの記事
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ④(2023.05.04)
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ③(2023.05.03)
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ②(2023.05.02)
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ①(2023.05.01)
- 弥山 大元公園~もみじ谷 ③(2020.01.02)
コメント