阿武山・権現山縦走 ③
この道をたどって、主尾根の稜線に乗り上げました。やっぱり尾根は、荒れていません。雨が降り続いたので、泥地が滑りやすくなっていますが、ルートはしっかりしています。但し、地形図では読み取れないコブがあり、急坂が続きます。さらに、「石ゴーロ坂」を経て、534ピークに到着。三角点がありました。
ひと息ついて、水分補給。ここからは、しばらく歩きやすいユル坂が続きます。しかし、地形図を読むと、阿武山山頂まで、コブが少なくとも2つ。そして、阿武山の手前のコブは急勾配。さて、534ピークの南側にずいぶん高いコブ。地形図とはちょっと違うけど、と思いながら歩いていくと、背の高い林でした。
ユル坂を行く、ずっと前にシカが跳ねた上八木ルート分岐。そして、はじめて上ったときに迷い込んだ作業用のルート下り口を左にチェックしながら進みます。やがて、鞍部から、掴みにくい細いトラロープの張られた急勾配の岩道に。これが阿武山山頂手前のコブ。再び、鞍部に下りて、今度は山頂めざす急坂を上ります。
滑りそうな泥坂をよじ登って、ようやく阿武山(585m)に到着。もう雨は止んで、ときおり日もさしていますが、さすがにこんな天気、山頂広場には誰もいません。ここでゆったりと昼食をとることに。11.5℃なので、少し寒い。あまり長居はできません。さて、下山にかかるか。参考までに、西回りルート下り口をチェックすると、封鎖されていました。
これからは基本的に下り。身体が冷えるので、ポケットに入れておいた手袋を探します。ところが、片方しかありません。タオルに続いて、いつのまにか落としたらしい。まぁ、仕方なかろう。いまさら戻って探すわけにもいくまいて。この先、鳥越峠を過ぎて権現山までは、コブが3くらいあるはず。
チップの敷かれた摸木階段を下ります。それでもやはり、少し荒れ気味。梅林小ルート分岐をチェックします。豪雨後に、このルートを上ってきたというネットの山行記録が、励みになりました。今回は脇の山道は通らず、摸木階段をずんずん下りていきます。途中、広島南アルプスが、展望できるところも。
崩落した谷を見ながら過ぎていきます。西回り登山道は、上り口も封鎖されていました。確かに、このルートは険しかったからのぅ。しかし、「行くな」と言われると、歩いてみたくなるもの。いつかそのうち・・・。さて、たどり着いた鳥越峠。七軒茶屋ルートが封鎖されています。災害ボランティアで入った1箇所が、この麓のはず。
道が抉られて、川になっていたところ。あれでは通れまいて。予測どおり、ここからユルコブを3つ経て、権現山林道へ乗り上げました。広島市のホームページでは、この林道は通行止めになっていましたが、この合流点のあたりは別段、変わった様子は見当たりません。まず、権現山山頂へ行ってみることに。
つづき: 阿武山・権現山縦走 ④
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