前峠山・焼山・駒ヶ林・弥仙縦走 ②
予定しいた時刻より少し遅れてしまいましたが、山陽本線は頻繁に便があるので、大丈夫。宮島口駅では、「切符の取り忘れ注意」と駅員が呼びかけていました。少し苦い思いが、心の隅をよぎります。宮島桟橋に着いたのは、12時半。いまから上って、山頂での昼食では、かなり遅くなりそう。
そこで、桟橋前広場の、近くにシカの気配のない東側のベンチで食べることに。気温23.6℃、湿度51%。食べ終えて、町家通りを大元公園に向かいます。行燈の絵が、漫画チックなものになっていました。大元公園遊歩道に入ると、前を行くスカート姿の女性。まさか山歩きではないでしょ。
何となく、あいさつを交わすのが面倒な気分だったので、別ルートを通って追い越します。さすが、陽気の良い休日、途中の林にも、くつろいでいる人たちを見かけます。やがて、弥仙大元ルートへの分岐点に到達。下りてくるハイカー、数人とすれ違い、あいさつを交わします。ほんの少しだけ上に、前峠の谷ルートと山ルートとの分岐。
今日はここを、前峠山へと進みます。ハッキリした山道が続きます。確か、大岩の下を這い上がるような道なき道があったはず。しかし、若干のシダヤブや急坂を上るいくつかの展望岩がありましたが、その場所にはいまだ至らず。途中にたどり着いた大岩、ここか。ところが、道はしっかり。どうも違う。
そのうち、ピークの方に関心が移ります。でも、これもなかなかたどり着きません。それもそのはず、考えてみると前峠山の423mは武田山より高い。しかし、やがて、そろそろ山頂間近と思しき大岩。ここで、記憶にあった道なき道に遭遇。こんな上じゃったんか。そこからは、すぐに、前峠山山頂でした。
ここでひと息。東側に、突き出している駒ヶ林の岩壁が見えます。どの地点が前峠なのか、定かではありませんが、それが焼山ルートと多々良林道ルートとの分岐点とすると、100m余の下り。滑りそうな急斜面があるのを覚悟して、下りていきます。それでも、道はクッキリ、ハッキリ分かりやすい。
さて今度は、この「前峠」から焼山に向けて、150mほど上ることに。ルートが分かるかどうか、不安もありましたが、心配無用。途切れることなく、リボンとテープが続いていました。しかし、何箇所かは、よくこんなところを下りてきたものと思うような、三点確保が必要な急坂あり。四角な大岩から、高く突き出した前峠山を眺めます。
焼山山頂の岩場からは、さらに展望が広がります。「焼けた山」らしく、焦げた木も。近くの枯れ木で、大きめの鳥が、聞きなれない鳴き声を出しています。岩上でひと息ついて、駒ヶ林へと向かいます。その高度差は、20m下りて30m上る程度。摸木階段を下って、大元ルートとの合流点へは、ちょっと高い岩場から下ります。
つづき: 前峠山・焼山・駒ヶ林・弥仙縦走 ③
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