クマン岳~古鷹山~317峰 ③
さて、この古鷹山山頂からどのルートを下りるか。短いが未踏の谷ルート、この前下りた林道ルート、さらに317ピークをめざす冒険ルート。相棒に選択させようとしますが、なかなか決めることができません。そこで最終的に、場合によっては林道の上り口までピストンすることも覚悟して、冒険ルートに臨むことにしました。
山頂からクサリ場を下りて、ソロプチミストの森口へと向かいます。鞍部にたどり着いたところで、谷ルートへの分岐。念のため、ここでもう一度相棒の決心を確認。ここをやり過ごして、そのまま東へと向かうことにしました。、やがて、375.7ピーク。ここには地形図にない分岐がありましたが、さらに東へと向かいます。
さらに、ユル坂を下りていくと、南西方面への分岐がありました。「小用」への表示板。このルートが、江田島警察署からの帰りがけに見かけた古鷹山登山口に通じているのかも。そんなことを考えていると、ソロプチミストの森口に到達しました。このまま林道を下りれば、幸せなハイキングだったのですが。
さて、ここからどうすべや。もう一度、相棒に確認して、317ピークに挑戦することにしました。「子ども園」の周辺を探してみたところ、右側に登山道があるのを発見。しかし、摸木階段になってはいるものの、ヤブっぽい道です。しかも、イバラがチラホラ。短パンを履いてきた相棒に、トゲがあたらないよう踏みながら進みます。
それでも何とか、道らしきものが続いています。やがて、270mのコブ。東屋がありました。ここでひと息。そして、次の鞍部には、左(西)側の林道方面へ下りる分岐がありました。地形図でもチェック。帰りはここを下りることになる可能性も、と思いつつ北へ。その心配は外れることなく、だんだん、これまで以上に道が荒れてきました。
イバラやサルトリイバラ以外にも、タラの木のようなトゲトゲの枯れ木が、行く手を遮るようになりますが、それを踏み越えて進みます。やがて、317ピークに続くと思われる、やや急な斜面。まだ道のようなものは続いています。そして、不思議なことに山頂近くには、良い道。しかし、たどり着いた山頂はまばらな林の中。展望なし。
地形図ではこの先、273.4ピークのちょっと向こうまでルートがあることになっているので、半信半疑ながら、稜線を下りていきます。岩そのもののような禿げた空間ですが、トゲトゲの植物がおりかさなるヤブ。どうも怪しい。まだ進めるのかどうか、相棒を残して、少し下りてみました。しかし、どうも、道らしきものはなさそうです。
たとえ、273.4ピークまで無理して行ったとしても、それから先は見当がつかないので、ここで引き返すことにしました。何気なく下りてきた露出岩も上ってみると、ややハード。それでも317ピークへは案外早く戻ることができました。鞍部から林道方面へ下りるつもりでいたのに、その分岐をいつのまにか見過ごしていました。
つづき: クマン岳~古鷹山~317峰 ④
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