2015年4月広島南アルプスロングコース逆縦走 ③
展望岩でゆっくり。さて、縦走後半に向けて出発です。畑峠を下りて、丸山に向かっていると、道の真ん中にヘビ。どうも菱形模様。こりゃマムシかも。胴体を折り曲げて、ガラガラヘビのように、尾を振り鳴らす威嚇姿勢。これは、間違いない。めったに出会うことのない、その姿を写そうと、カメラを構えます。
ところが、こちらがそのままジッとしていると、警戒態勢を解き、ヤブに入りこもうと、身体を伸ばします。タイミングが悪いなぁと、カメラを収めようとすると、その気配に敏感に反応。もう一度、元のように屈曲させて、尻尾を振りだしました。つぶらな目。しかし、これではキリがない。噛まれないよう、尾側を跨いでサッサと通り過ぎることに。
丸山山頂(457.6m)は、反射板広場の封鎖、樹木伸長、山頂表示板もなくなったまま。相変わらずですが、ここでひと息ついて、火山をめざします。その途中の石山からは、間近に火山、武田山、そして、その向こうに阿武山、白木連山。さらに左側には、荒谷山を眺めることができます。
たどり着いた火山山頂(488m)も、これまた無人。来し方を振り返ると、西峰が遠くに見えます。水分補給して、武田山へと向かいます。それにしても、山歩きをしていると、単調だからでしょうか、何かしら心身に痛みを感じます。今日もはじめは、少し心に引っかかった誰彼の発言が、気にかかります。
そして、この辺りになると、両足裏小指丘のウオノメが痛くなってきました。仕事で長い時間、固い床を歩き回るためにできたものですが、かなりの強さに。特に下りが辛い。こりゃ治療せにゃぁならんで。それでも、最後の急坂、弓場ルートを上りきります。武田山山頂(410.5m)も、やはり誰もいませんでした。
相生橋から緑井権現山の左に見えるコニーデ。422ピークとしていますが、最近、確信が揺らいできました。山頂北側の岩から眺めてみますが、いまひとつ。そんなことを考えながら、ガガラ山へ進みます。ファミリールートは避けて、見晴らし広場へ。短い九十九折れを通って、急勾配を吹通しへ。
武田山団地への迂回路案内地図。よく見ると、これにも「カガラ山」ではなく、「ガガラ山」との表記されていました。これからは胸張って、「ガガラ」で行くぞ。ここからの付け足しの上りが、結構脚に堪えます。やっぱりロングコース縦走、何度歩いても限界への挑戦。今日は、山頂(212m)から武田山が鮮やかに見えます。
さて、痛い足を押して下りついた相田口。この相田は、「あいた」と読むものと思っていましたが、「あいだ」と呼ぶハイカーがいたので、ちょっと疑問に。そこで、通行人がいたら聞いてみるかと歩いていましたが、なかなか出会わない。そのうち、日に焼けた緑色の住居表示を発見。そのフリガナは、「あいた」でした。
:(了)
追伸・・・
以前、金明山を下りているとき、岩陰に逃げ込んだヘビ。トグロを巻き、こちらを向いて、音を鳴らしていました。てっきり、シマヘビにも、気の荒いのがいるものと思いこんでいましたが、どうも個性の問題ではなかったようです。そのときは、まだ認識不足でした。あれは、マムシだったに違いない。
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