休山 阿賀~呉 ③
「まぁ、林道歩きで良かろう」と、ここは見逃しました。しかし、歩いていると、どうも斜面を蛇行する林道では面白みがない。せっかく歩くのだから、山道を歩いてみようと思い立ちます。先ほど上り口のようなものを目にしていたので、直ちに、手ごろな急斜面をよじ登って、左側の尾根に乗り上げてみます。
すると、広方面の風景がよく見える山道。しかし、しばらく進むと、林道に合流してしまいます。そして、いつのまにか今度は、尾根が右手に来ました。上り口を見逃してしまったかと思いつつ、その尾根が林道へ降りるところまで行って、振り返ってみましたが、そこには道らしきものは見当たらず。
その少し手前にあったのは、左側の尾根への上り口。そこから入ってみます。これはかなり長い道。やがて、鞍部に下りてきました。後ろにやや高いコブがあるようです。そして、そこへ続く摸木階段。ひょっとしたら、これが休山の山頂だったのかもしれない。方角としては、北へ戻ってみることにします。
ちょっとした坂を上ると、林道。合流点には、「休山大入登山路」との案内表示がありました。「はぁ、やっぱり、この道を進んだら、休山山頂に行くことができるんか」と、戻ってみることにします。先ほどの鞍部から少し上ってからは、ずんずん下りていく道。再び、「休山大入登山路」の表示板がありましたが、どうもおかしい。
この先に高い山が見当たりません。道を間違えたか。地形図をチェックすると、東から南へ向かう山道を歩いてしまったようです。尾根の肩に分岐があるようなので、そこまで進んで間違いを確認してみることに。しばらく歩くと、そのとおりの地形。ところが、そこからは、予想だにしない瀬戸内海の絶景が。
しばし眺めを堪能して、直ちに最初の表示板のあった林道合流点に引き返します。上り坂なので、少しキツイ。途中で、男性ハイカーとすれ違います。30分近くの大幅ロスタイム。合流点から山頂(497m)めざしますが、思いがけないほど近くでした。南側の東屋からの展望は良好ですが、呉側には送電線。
ミニバイクで乗り上げていた先客あり。あいさつを交わして見送り、ひと息つきます。さて、下山にかかるか。縦走路の案内表示がありました。林道と交差しながら進みます。急階段がありました。下りも膝に堪えますが、上るのには苦労しそうです。途中で、喘ぎながら上ってくる男性ハイカーとすれ違います。
そして、駐車スペースを経て、石段を上ると、再び稜線の山道に乗り上げます。それからコブを3つ乗りこえて、ようやく急な下りの摸木階段。さらに続くモルタル階段を下って、林道に到達。神社のある419ピークはパスして、下山に専念します。林道のユル勾配を下りていると、背後からクルマが一台通過。
つづき: 休山 阿賀~呉 ④
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