大原山・三滝山・高峠山 ③
それでも、ゆったりとオムスビを食べて、冷えた身体をコーヒーで温めます。そうこうしていると、カップルハイカーが先発して、Aコースを歩きはじめました。2人ともツーストック。先を越されたけど、さてこちらも出発するかと、時刻チェックの写真を撮っていると、ランナーが駆け込んできました。
ランナーにはめずらしく、休憩しはじめたので、声をかけてみます。「今日は気温は高いけど、寒い」と言うと、「走ってきたばかりなので、熱い」と、息を切らせています。可部トレイルランは今年もあるのか聞いてみると、「今年もあるらしいけど、あまりトレーニング時間を取ることができないから、出場はしない」とのこと。
そして、北東に延びている稜線ルートを指して、「どこへ通じているのでしょうか」という質問。丸山登山口へ下りていることを伝えましたが、「丸山」そのものがピンと来ない様子。それに、まっすぐ進んで長束へ下りるルートもあるらしいが、これまで歩いたことはないということも加えておきました。
それに対して、そのランナーは「半パンで大腿部を露出しているから、ヤブは走れない」との応え。なるほど、確かに。話を切りあげて、出発します。その後、半パンランナーはBルートへでも下りたのか、追いついて来ませんでした。しかし、先発したカップルハイカーのものらしき鈴の音が聞こえはじめました。
二股ルートの直前あたりで追いつくことができればラッキー、と願っていましたが。しかし、やはり現実はままならず。丸山分岐を過ぎた急坂で、慎重に下りている二人の姿を発見。追い越させてもらいます。その後で、ようやく二股ルート。今日は西側を回ってみます。なるほど、こっちの方が眺めが良か。
大茶臼山から小茶臼山方面まで、見渡すことができます。やがて、三滝寺Aコースとの分岐。ここは下りずに、稜線をまっすぐ進みます。地形図をチェックしながら。全体的にユル坂ですが、ときおり若干急な模木階段。そして、急コブがあって、その次はユルコブ。あとひとつコブがあるものと思っていましたが、予想に反して高峠山に到着。
己斐大迫への分岐を、横目に見ながら下りていきます。そこから、少し勾配がきつくなってきます。歩いていると、三滝山の山頂広場がハッキリ見えるところも。しばらくすると、人の話し声が聞こえてきました。やがて、やって来たのは親子連れ。「これから三滝山に上るんですか」と聞くと、「そうです」の応え。
それにしても、さっき眺めた山頂はずいぶん遠くに見えたけどなぁ。それは、すれ違ってから思ったこと。しかし、たとえあのとき思いついていたとしても、「言わん方が良かったろうて」。まだ14時前です。危うく、意気高く挑戦しているハイカーに水を差してしまうところでした。やがて、自然の家のゲートを過ぎて反射板に。
つづき:大原山・三滝山・高峠山 ④
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