天地峠~西谷・天狗岩遊歩道 ②
30分くらい早めに出発して、快速列車が停まる坂駅に到着。天地峠を周れば、一昨年夏のαコースに近い距離になるはず。コース前半の、谷を進む天地峠ルートでは、見晴らしを期待できそうにないので、駅南口にある東屋のベンチで早々と昼食をとります。気温15.4℃、晴れてはいますが、少し風があります。
すぐ近くにあるベンチにいる親子が、「山の着く県はどこか」などと問答しているのが聞こえてきます。その会話に、くちばしを挟みたくなるのを我慢しながら火傷しそうな熱いコーヒーをちょっと飲んで、「さぁ、出かけるぞ」。今回は上の道を進みます。ここを天地峠方面めざして歩くことはめったにないこと。
そのため、途中道を踏み外しかけますが、何とか針路を保ちます。明神山に近接している電波塔山はやっぱり絵下山に違いないと、地形図で確認。総頭川に沿って上っていくと、やがて荒れ林道に入ります。そして、天地峠への入口に。記憶どおり若干の急坂はありましたが、だいたいユル勾配を歩きます。
天地峠に到達して、ひと息。ここから、谷までは急坂ですが、下るときにはそれほど、その勾配を感じません。岩沢を過ぎて、順調に下りていきます。この道、何で上るときには迷いそうになるのか、不思議。とは言っても、北西の谷へ入り込んでしまったポイントは、今回振り返ってみても、あやふやな感じ。
後は、沢渡りへの下りもユルイ気分。途中の斜面や川沿いに、石垣の跡が見られますが、昔は水田だったのかもしれません。やがて、道標を過ぎて、石橋を渡り、二艘木方面への登山口に到達。そして、さらに下りていくと、最初の民家の手前にある砂防ダム。長らく工事をしていたところには、少し短いけど立派な橋が。
ひょっとしたら、坂・小屋浦道路を見越しての道路でしょうか。しかし、クルマが通るには、片側だけの幅。ハイカー用にしては立派すぎるような気がします。橋の前には泥落としのマットという不思議な光景。その手前に、遅い昼食をとっている夫婦ハイカーがいたので、あいさつを交わします。
話を聞くと、天狗城山を上ってきたらしい。そして、二艘木から市光山まで行ったけど、先にまだ高いピークが待ち構えていたので、絵下山行は断念して、天地峠を下りてきたとのこと。こちらが、坂から天地峠を通って下りてきたこと。さらに、天狗岩を通って坂へ戻る途中と言ったら、「元気じゃのぅ」。
こちらは「先憂後楽」ではなく「先楽後優」。これからが本番の山歩き。しかし、そう覚悟はしていたものの、なかなかたいへんなコース。夏に脱水になったのも頷けると思いつつ、天地川沿いに下りていきます。久しぶりで、しかも詳細マップを持ってきていなかったので、若干遠回りをしていまいます。それでも何とか、西谷遊歩道口へ。
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