積雪にコンパスを落とした苦い経験を思い出す
経小屋山 塩屋~玖波
今朝は曇っているためか、西広島駅へ向かう自転車走行も、あまり寒さを感じません。時刻が遅いので、はじめから座ることができました。窓外の風景を眺めながら、大野浦駅に到着。塩屋ルート登山口のある、三軒屋墓苑をめざします。一度下りたことがありますが、しかし、ずいぶん前のことで、うろ覚え。
大野浦駅前通りを北へ進む道、どうも地形図では細道に見えるので、それらしき路地を入ってみます。ところが、突き当たってしまい西へ行くことに。待てよ、この道は前にも通ったことがあるで。そう思いながら歩いていくと、ちょっと広い道路に出てきました。あっ、ここなら何回か歩いたことがある。
ここを道なりに、北へ行けばいいんじゃ。墓苑に上がると、見覚えのあるため池と砂防堰堤。この右側が登山口になっていました。下りたときは、荒れ道の印象が残っていました。しかし、その難儀な予想に反して、やや急勾配ですが、整備された歩きやすい道。城山ルートとの合流点まで進みます。
ところが、そこからしばらく、3~4つコブを経て、260ピークの北西側鞍部まで、ヤブっぽい稜線の道。その鞍部にある妹背の滝ルート分岐を過ぎてもまだ、ユル坂が続きます。しかし、気を緩めることなく、いずれ山頂に向けた標高差200mの急坂が待ち受けているはずと覚悟。心して進みます。
やがて、急斜面を上る直登に近い、小刻みな九十九折れ気味の坂に。途中には大岩。補助ロープを伝って登ります。その上には、岩場を上る摸木階段。そこを乗りこえると、宮浜ルートとの合流点に到着です。さらに、摸木階段を上って、展望ルートへの分岐は、曇り気味なのでスルー。
もうひと息上って、山頂林道に乗り上げます。広場を通って、小丘の三角点をチェック。手前のベンチで、予定どおりに少し早めの昼食にします。薄日が差して、風も穏やかですが、長く座っていると、汗をかいた身体が冷えてきます。そこで、熱いコーヒーを。「さて、下山にかかるか」と、下山口を探します。
テェーゲェーの方向に斜面の林を下りてみると、荒れた遊歩道らしきもの。ここで間違いなかろうと思いつつも、チェックしながら下りていきます。やっぱり、摸木階段が続いているので大丈夫。そして、小コブを左に巻く林の中を通って鞍部に至ります。ここで、帆立峠への縦走路をチェック。そして、林道へ下りてきました。
ここは、砂の器縦走をしたときに、間違えて池が見えるところまで進んだ道。あの時は、恵方巻コンパスを積雪の中に落として、探すのに苦労したり、おおごとじゃたんじゃ。それにしても、その後、別の機会に、もう一度ここを通ったような気がするが、錯覚かの。似たような林道風景は多いからのぅ。
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