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2015年2月11日 (水)

新しく貼られていた赤テープに助けられて歩く

岩船岳から西海岸陸路時計回り

 そして、広い林の中を今度は東へと向かいます。こちらから見ると、これから向かう斜面の上り口には、テープが二重に貼られていて目立ちますが、逆に進むことを考えて振り返ってみると、やっぱり頼りないマーキング。まぁ、それは良しとして、先に進みます。農園跡をやり過ごし、御床浦への曖昧分岐を左に見て、さらに東へ。

 いくつあったか覚えていない川と谷と尾根。広くて道のはっきりしないところは、テープが頼りになります。そして、ところどころで待ち構えている急坂。小断崖をよじ登るところは、補助ロープのない山側を通ってしまいます。すぐ先にある山道まで、滑らないよう注意して進まなければならないことに。

 まだかまだかと思っていた双尾根を、ようやく乗り越えます。これから先も結構長いのですが、それでもひと安心。それにしても、夏の雨で繁茂したのか、以前は見なかったような、えらい激しいシダヤブが続きます。しかし、斜面をトラバースしながら、振り返ってみると、遠く西の海に太陽の織り成す美しい光景。

 もうそろそろ、右へ折れてラストの谷に入るはず。しかし、予想に反して、まだ上り下りがありました。それでも、何とかようやく室浜砲台跡の谷へと進みます。新しい赤テープはここで終わり。年末のこの時期にもかかわらず、まだ仕事をしているのか。クルマの停まっている植物実験所から舗装道路に移ります。

 大元公園まで○㎞。帰着がかなり遅くなりそうなので、ここらで早々と、完歩祝いの一杯をちびちびやりながら、歩くことにします。途中、数台のクルマとすれ違いますが、声をかけてくれる人はいませんでした。まぁ、例えそういうことがあったとしても、歩くのが目的なので、よほどのことがない限り、断るつもりですが。

 17時を過ぎて薄暗くなってきた大元公園には、シカの群れがたむろしています。山で見かけた野性的なシカとは、かなり様子が違います。街中に入ると、まだ行き交う人々がいました。関西弁で話す人やアングロ人も。行燈のともった町家通りを抜けて、桟橋に着いたのは、17時44分。良い時間です。

 フェリー乗船行列の後ろのほうに並ぶことになってしまいましたが、何とか客室内に座ることができました。相席の前に座っていた親子連れの父親らしき人から、「山登りですか」と聞かれたので、「そうです」と応えます。すると、その人は、「ロープウェイでしか上ったことがない」とのこと。

 「獅子岩駅からでも、弥仙山頂まではかなり歩くでしょ」との応えには共感を得ます。しかし、「今日は弥仙ではなく、西端の岩船岳までの20㎞歩いてきたんですよ」と言っても、ピンとこない様子。さもありなむ。これ以上話が通じそうにないので、切りあげて、データの書き出しに専念することにしました。(了)

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