行けども行けどもの思いで岩船岳ニセピークに
岩船岳から西海岸陸路時計回り
いつか、前峠山を通ったときに出会ったグループがやっていたように、ここから弥仙へ縦走するショートコースも面白いかもしれないなどと思いつつ、長いながい、野趣に富んだ山道を進みます。急斜面の大倒木をまたぐ危ない道は、少し崩れたのか、倒木がなくなった代わりに、補助ロープが張られていました。
躊躇せずに、ロープを使って進みます。そこから先、少し期待していたのですが、整備されていたのはそこだけでした。前峠への合流点には、相変わらず折り重なる倒木。多々良林道へのルート、何だかシダの勢いが強くなっているようで歩きにくい。見晴らしポイントで、502ピークや先峠山、三ツ丸子山をチェックします。
勢いよく流れている谷川に、足を突っ込まないよう気をつけて渡ります。林道に乗り上げると、そこにいたシカと目が合ってしまいました。しかし、お互い黙ったまま。こちらは先峠上り口へと急ぎます。そこからは息を切らせる急坂が続きますが、乗りきって先峠に到着。それにしても、ようやく序の口を過ぎたあたりでしょうか。
さ~て、ここからが本番。351ピークをめざします。相変わらず道幅の狭い危ないところも。そして、ずいぶん遠くに、岩船岳のイソギンチャクのようなコブ。シダの大藪を歩きぬけます。351ピークの東斜面は、途方もない急坂をイメージ。確かに、木を掴まなければ上れませんでしたが、それほど難儀せずにコブに到着。
ここからは緩やかな稜線が続きます。陶晴賢碑分岐を過ぎて、上り下りしながら青海苔浦分岐に到着したのは、11時39分。途中で、三ッ丸子山分岐と大江浦分岐をチェックしましたが、大江浦分岐の方は、尾根を下りて少しだけ入ってみました。いつかそのうち、コースを計画して、歩いてみますか。
少し行くと、大川越に到着。岩船岳まで、40(60)分の表示があります。さてここからが、前半の終盤、大関クラスくらいにはなりますか。急坂になりますが、途中で確か3回くらいのコブと、緩やかな鞍部が繰り返されます。それにしても、行けども行けども、第1ピークの急坂にはたどり着きません。
脚がうんざりしはじめた頃、ようやくピークの手前に到達。そのことには安堵しつつも、この危ない急勾配。何とか上りきって、岩場でひと息つきます。山頂の方を眺めてみますが、遠いイのぉ。さてと、急坂を下りて、船の舳先の形をした大岩の間をすり抜けると、真ん中の岩山ピーク。ここは通過して、山頂をめざします。
ここからは、これまでと打って変わって、ユル坂なので歩きやすい。12時23分、ついに山頂に到着です。ほぼ計画どおりの、ちょうど良い昼飯タイム。展望岩で、阿多々島や江田島を眺めながら、オムスビを食べます。日差しがあるのでまだ良いのですが、それでも気温が9.9℃。あまり長くは休めません。
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