岩船岳からの下山ルートにも8月豪雨の爪跡
岩船岳から西海岸陸路時計回り
さて、寒いから早々に下山にかかるか。下り道は、乾いた落葉がいっぱいの急斜面で、滑りやすい。この前上ったときには、それほど勾配を感じなかったのに。やがて、御床山山頂と推定しているあたりに到着。しかし、どうも今回は、新しいテープが下の方を巻くルートを案内しているようです。
大またで越える、ちょっと危ない岩の割れ目が見当たりません。それどころか、山頂の大岩そのものを見過ごしてしまったようです。そこからしばらくは、歩きやすい道でしたが、やがて、激しいシダヤブ。その間にある道を探りながら歩きます。ときおり分岐らしきものもありますが、谷に迷い込まないよう、尾根を意識して進みます。
ときどきある案内テープもチェック。そしてようやく、旧軍施設跡のある230ピークに、たどり着きました。このあたりは、ルートが曖昧でいつもながら迷いそうになります。それでも、何とかくぐりぬけると、再びシダヤブ道。そして、いよいよ下りの急坂にさしかかります。途中には、8月豪雨の爪跡でしょうか。小規模ながら崩壊している斜面も。
道がなくなっていますが、何とか踏み跡を探し出して進みます。そこから先は、谷の北斜面の道、何回か通ったルートとは違うような感じがします。やがて、はたまた激しいシダヤブに突入。ときどきあるテープに助けられて、あての木浦分岐に下りることができました。ここでひと息つきますが、しかし、長居はしません。
それにしても、新しく貼られた赤テープが進路を示してくれるので、助かります。長浦越えまでに、いくつかある小川渡りも、一番歩きやすい箇所を通ることができました。最初に、相棒と歩いたとき、さまよって途方にくれたことを思い出しながら。ところが、長浦越え道手前の作業場の近くで、テープが途切れてしまいました。
さて、どこから川を渡るか。山勘で探って、北へ向かいだすとテープが復活。この谷川沿いの道も、奥は崩壊していました。川の右側に新しい道。そこを歩いていくと、再び、右側へ戻ることに。ズブズブの湿地に置かれた、朽ちた丸木を渡ります。そして、峠を越えて、少し急な坂を下りていくと、見慣れた小広場に到着。
そこから川渡りの道は、草が刈られてすっきりしています。今度は、その川を下り右に入って行くと、例のヌタ場道。前より窪みが大きくなっています。泥水に足を突っ込まないよう気をつけて歩きます。丸い水槽が転がっていたので、もう民家跡かと思えば、そうではなく。まだしばらく進まなければなりませんでした。
そういえば、ここから先は、簡単ではないややこしいルート。ここも赤テープを頼りに進みます。川を渡り、尾根に乗り上げたりしたところで、ようやく石垣のある民家跡に到着しました。そこから先にある、さらに紆余曲折したルートを経て、次の谷川を渡ると、ようやく御床山ルートに合流。川沿いに下って行きます。
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