テープが途中までしかない柚木城山下山口
広島南アルプス ショートコース逆縦走
ところがこの坂、下りてみると、上るときほど大変ではないということが分かりました。彼女らをやり過ごし、竹林道を抜けて草沼道路交差点を横切ります。ねじれ階段を、曖昧ながら210段カウントして、休まず315ピークへの上りにかかります。8月豪雨で流された落ち葉が復活しているような気がします。
315ピークを下っていると、人の話す声。この前のような送電鉄塔の作業員かもしれないと、上を見渡してみます。それにしても、仕事できているにしては、笑い声も。やがて、前方に現れたのは2人の子ども。顔を見ると中学生か。さらに、その後からも10人くらいの集団。そして、その次に教員風の人。
この人がリーダーかもと、声をかけてみます。すると、先ほどの生徒たちは高校生とのこと。ひょっとすると、近くにある広島学院の生徒でしょうか。「トレーニングですか」と問いかけたところ、あまりはっきりしない応答でしたが、ランニングにしてはテンポが遅いので、山岳部あたりかもと、想像をめぐらします。
「ご迷惑をおかけします」との弁に、「いえいえ」と応えておきました。その後に、少し遅れた小走り気味の生徒3人とすれ違います。いや、やっぱり、ほんの少し歩きにくいかもなどと思いながら、相変わらずヤブ状態の柚木城山山頂に到着。山頂表示板に毛布のようなものが掛けられていたので、引き摺り下ろします。
二重鉄塔からは、造成地の進行状況をチェックします。どうでも良いことなのですが、前に比べて、則面がきちんと形成され、道路が整備されているような感じ。己斐峠へ向かいます。今日は計画どおり、旧登山口へと、封鎖テープをかいくぐって進みます。すると、新しい赤いテープが添付されていました。
しばらく、それに沿っていきます。左の谷には、まだ癒えていない痛々しい崩落跡。さらに、急斜面にある昔の名残道を下りていったところ、案内テープがなくなってしまいました。そこで、抉れた雨烈を進みます。しかし、前方に枝がついたままの巨大な倒木。そのまま前には、進めそうにありません。
ん~、どうするか。こうなったら、右側急斜面に乗り上げて、踏み跡のようなものをたどることにするか。するとまもなく、巨大土嚢を積んだ出口が見えてきました。そこへ下りていきます。己斐峠を越えて、大茶臼山登山口へ。モルタルの九十九折れから、若干の急坂を上って少ししたら、やや緩やかな山道に。
使途不明の小屋跡を目でチェックして、このコース最大の難所にさしかかります。気合をいれなおして臨みますが、しかし、何回も歩いているので、それほどでもなく、やがてコブに到達。鞍部を経て、展望岩へとたどり着きます。平日なので、この時刻でも誰もいません。そして、日がかげっているので寒い。
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