クマン岳上り口手前で道のないところを歩く
桟橋に待っていたのは、小さな船。定員は50~60人くらいでしょうか。このタイプの船に乗るのは、久しぶり。今日は風が強いせいか波が高くて、よく揺れるような気がします。バッサ、バッサとシブキを飛ばしながら進みますが、それでも、船酔いする間もなく、早々と江田島の切串港に到着しました。
桟橋から東へと歩きます。ネットのルート案内では、学校の前を過ぎて、さらに川向こうの通りまで回ることになっていましたが、川沿いをまっすぐ歩いた方が早そうです。但し、クマン岳ルートに入るには、地形図と対比しながら、川の支流や道の方向をしっかり見て進まなければなりませんでした。
そのルート入口らしき分岐から、少し不安を抱えながらも道なりに上っていくと、突き当りの墓地に、「クマン岳」の案内。そのすぐ右側に、スペースがありました。犬を連れて散歩している人や、墓参りの男性が歩いていたので、挨拶を交わして、案内表示に従っているつもりで、その空間に入ります。
踏み跡のようなものはありますが、とても道と言えるような代物ではありません。しかし、すぐに抜けて、墓地の北側を巻いてきた遊歩道と合流。さきほど出会った、犬を連れてきた人が上がってきたので、そのちょっとした難儀を訴えると、その遊歩道の方が本道とのこと。まぁ、これくらいのことなら、迷ったうちには入らないでしょう。
さて、遊歩道を上っていくと果たして、その突き当たりにクマン岳入口の表示板。そこからは九十九折れながら急斜面の道を上っていきます。さらに直登になって、やがて稜線に乗り上げます。そこからは、ユル道が続くようになりますが、いくつかあるピークに上るときには、急坂が待ち構えています。
道の両側には、少し雪が残っているところも。そして、クマン岳山頂(399.5m)に上るときも、かなりの急勾配。上りきったところは広場でした。見晴らし良好。しばし、360度眺めながらひと息つきます。しかし、今日の目的地は古鷹山。先へと急ぎます。しかし、そこからは、摸木階段の歩きやすい道。
数人のハイカーらしからぬ格好をした、男女のグループとすれ違います。立派なカメラを持っていたので、写真撮影が目的でしょうか。しばらくすると、まっすぐに立った帆立岩。その前に表示板があるのは、少しばかり興ざめ。しかし、その先の下り道から振り返って見ると、岩が斜めになっているのは不思議。
今度は、ランナーとすれ違います。そして、しばらく進んで林道に下り立ちます。停まっている軽自動車は、さっきのグループが乗ってきたのかも。さてと、古鷹山ルートへの上り口は何処に。林道を東へ少し下ってみますが、いっこうにその気配がありません。おかしい。どうみても、尾根のユル坂らしきものがありません。
つづき: 古鷹山で上りが苦手なランナーとふれあう
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