古鷹山で上りが苦手なランナーとふれあう
これ以上林道を進むのはやめて、クマン岳ルートの下り口へと引き返してみます。そして、注意深くあたりを見渡すと、表示板のある入口発見。何と、さっきの軽自動車の陰になっているではありませんか。でも、地図のルートを再チェックすると、確かに若干西へ折り返していました。不覚!
緩やかな尾根を歩いていくと、361ピークに乗り上げます。前方に見える屹立した山。あれが、古鷹山でしょうか。もうひとつコブを越えて進んでいると、後ろに人の気配。振り返ってみると、さっきすれ違ったランナー。もう戻ってきたか、さすがに速いなぁと思いながら、すばやく道を空けると、あっという間に走り去ってしまいました。
まもなく、古鷹山の急な摸木階段がはじまります。すると、少し上の方に、さっきのランナーが一段ずつ上っていくのが見えました。こちらはいつもどおりのマイペース。それでも、ランナーがよっぽど疲れていたのか、追いついてしまいます。そして、ほぼ同時に山頂岩へ。風が強くなってきたので寒い。
景色を眺めながら、ランナーとほんの少しふれあうことに。「上りは苦手」ということでしたが、なるほど。ここは奥さんの里で、帰省したときに、このコースをランニングしているとのこと。広島市に住んでいて、ときどき、武田山や火山を走っているらしく、話が合います。こちらは、ここで昼飯にしますが、彼は駆け下りていきました。
オムスビを食べた後に飲む、熱いコーヒーはありがたい。しかし、あまり長居はできません。さて、下りるか。東方面が道のように開けていますが、そこから先がありません。そこで、さっきのランナーが下りた北側の道を、半信半疑で進んでみます。すると、クサリのある急な岩場に。ここなら、ネットで紹介されていたところ。
クサリは重くて、ちょっと扱いにくいのですが、急勾配。背に腹は変えられないので、慎重に伝って下りていきます。しかし、しばらくすると、緩やかな鞍部にさしかかり、さらに375.7ピークからもユル道。しかし、地形図では、その先に等高線の詰んだところがあるので、気分は張り詰めておきます。
果たして、クサリが必要なほどではないものの、急な摸木階段の続く坂に。それを下ると、今度は、248ピークを含むいくつかのユルコブ。谷を下りる道を左手にチェック。しかし、そこからは下りずに、トラバースとまではいきませんが、斜面を大まわりする道をゆっくり進んでいきます。最後の急坂を下って、舗装林道へ。
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