白木山北斜面は急勾配の上に残雪で滑りやすい
押手山から白木山へ縦走
743ピークにたどり着いた途端、携帯のベルがなります。年末のこんな時季に仕事のことでもなかろうと思いつつ出てみると、知り合いからの間違い電話。偶然のことでしたが、久しぶりに声を聞いて、お互い旧友を深めることができました。さて、そこからしばらくは、緩くて細い馬の背尾根を歩きます。両側は急斜面。
やがて、ケルンのある合流点へと続く急勾配の坂にさしかかります。北側なので、シャーベット状になった雪が残っていて、三点確保しないと危ない。それでも、何とかケルンの道へと乗り上げます。しばらく、ユル道が続きますが、丸尾根の急斜面に。ここも、雪の上を歩くと滑るので、要注意。
そこを上りあげると、緩やかなコブが。ここで、白木山山頂が東にあるような錯覚。少し歩いてみますが、しかし、その方向には踏み跡もありません。元に戻って、地図をチェックしてみます。すると、山頂は南南西方向。よく見ると、人が歩いた形跡がありました。それをたどっていくと、雪に覆われているけど見覚えのある森。
そして、すぐ山頂(888.9m)に到着。雪で真っ白です。ハイカーが1人。挨拶を交わして、お互いの登頂ルートを報告しあいます。雪だらけ、何とか芝が出ているところも湿っているので、展望台の金網の上に座って、昼食をとることにします。12時27分。ハイカーが大勢いるわけではないから、その隅っこなら良かろう。
それでも、その間に、3~4人パラパラと上ってきては下りていきます。やっぱり、さすがに人気の山。後から気づいたのですが、すぐ近くの芝に、サングラスの女性ハイカー休んでいました。やがて食事を済ませたらしく、出発支度をして話しかけてきます。ガラスの里あたりから、押手山縦走路に割り込んできたとのこと。
気温8.4℃、湿度50%。冷たい風が吹き出したので長居せず、下山にかかります。正面ルートを下りるのは、はじめてです。上三田ルート分岐、水呑場をチェック。展望のない538ピークを通る道を選びますが、すぐに本道に合流。さらに下りたところにも、分岐がありました。何となくコブを通る方を選びます。
しかし、いつまでたっても合流しません。ひょっとしたらあの道、東へ下りるルートだったのかも。それがハッキリしないので、いま進んでいるのが本道なのかどうか、心配になりましたが、やがて、赤い服を着た地蔵様や、合目表式が見えてきたので安心。それにしても、長い下り。脚がくたびれてきました。
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