冬山歩き休憩後の暖かいコーヒーはありがたい
安芸アルプス縦走 坂山~金ヶ燈篭山
はじめは、割合ユル坂の谷道ですが、岩場を流れる小さな「神原の滝」あたりから、尾根を上る急坂に。稜線に乗り上げると、南側の視野が広がってきます。これまで欝蒼としていた道が急に明るくなるので、気が晴れ晴れとしてきます。相変わらず勾配はキツイのですが、まもなく坂山山頂(499.8m)に到着。
武田山(410.5m)より標高は高いのですが、山頂までの距離が長いので、比べると緩やかな感じがします。みどり坂の新興団地や知人の家があるという谷の方を眺めます。東方向に見えるのは、水が丸山から曾場ヶ城山でしょうか。振り返ると、これから行く鉾取山が高く、遠くに見えます。
しばらく緩やかな稜線。514ピークを過ぎて、1回だけ上ったことのある平原ルートとの合流点を、いつものようにチェックしておきます。やがて南へ下りる急斜面。ここの補助ロープ、前より充実していて助かります。緩やかな鞍部を抜けて、針葉樹林のコブを過ぎると、分岐が2つ連続する次の鞍部に。
さて、ここからが標高差300m、このコース最長の直登ルート。覚悟して上ります。新しく付け加えられているように思える摸木階段もやがてつきて、険しい急な山道が続くようになり、甘い期待を吹き飛ばします。それでも、何とか遊歩道の分岐に乗り上げ、あとひと上りして、鉾取山山頂(711.6m)に到着。
相変わらず展望はありませんが、ここでひと息つきます。それにしても凄いことに、この山頂広場一面、イノシシの掘り跡。さて、北側の遊歩道を西へ、道なりに進みます。休憩小屋からの眺めも、それほど良くないので、すぐに676ピークの展望広場へ。緩やかに下って上ります。到着したのは11時過ぎ。
少し早いのですが、これから先、展望しながらゆっくりと休める場所がありません。すでに坂山への稜線に乗り上げたあたりから、腹も減ってきているので、昼飯にすることにします。気温は10.1℃ですが、風が穏やかで日が差しているので、何とか過ごせそう。さらに、今回はポットにコーヒーを入れてきました。
身体が冷えた食後に飲んでみると、まだ熱い。砂糖を入れてきたのに、苦く感じますが快適。このポット、勤務先の会社から誕生祝いにもらったもの。コップがついてないので、どうかと思っていましたが、直飲みでもOK。使い心地良し。山で熱いものを飲むのは初めてです。ありがたいこと。
さて、引き続く遊歩道を歩いて林道へ下ります。左側の新しい林道、舗装はしないようです。今のところ、この道を歩く可能性はありませんが、縦走路での変化は目につきます。原山ルートの入り口あたりは、少し荒れているような気配。ここも結構な急坂です。電波塔ビルの横には、クルマが止まっていました。
« 知人への宣言どおり 安芸アルプスを歩く | トップページ | 城山の展望大岩 今回はあまり難儀せずに下りる »
「瀬野川流域」カテゴリの記事
- 高城山 みどり上~鴨の巣 ④(2023.11.02)
- 高城山 みどり上~鴨の巣 ③(2023.11.01)
- 高城山 みどり上~鴨の巣 ②(2023.10.31)
- 高城山 みどり上~鴨の巣 ①(2023.10.30)
- 高城山 鴨の巣口ピストン ④(2023.08.24)
コメント