前に追い越した女性ハイカーが駒ヶ林に上ってくる
弥仙ハイキング もみじ谷~大聖院
そこからすぐの峠に下りて、駒ヶ林へと向かいます。はじめは緩やかな道が続きますが、確か、やがて急な石段になるはず。少し緩んだ後、再び急勾配の石段に。そして、大元ルートへの分岐をやり過ごすと、すぐに山頂への道。最後の急階段を上りきったところで、大岩の山頂に到着です。
確かに、大きくて広いのですが、他のことに気を取られて、ちょっとでも踏み違えると転げ落ちてしまいそうな岩場。どう見ても、ここで毛利と陶の合戦があったとは考えられません。調べてみると、毛利によって、陶がここまで追い込まれたということらしい。如何に戦慣れしているとはいえ、やっぱりここでは無理でしょう。
岩の南端へ座って、昼食をとることに。少し風が吹いていますが、日差しがあるので、シャツを着れば何とかしのげます。ゆっくりと食べて、そろそろ終わろうかなと思ったところ、女性ハイカーが上ってきました。何と、もみじ谷ルートの稜線手前で出会った人です。挨拶を交わします。これから食事にするようです。
少し離れて座ったこともあり、話しかけても反応がありません。やっぱり、少し耳が遠いようなので、大きめの声を出して交流。すると、彼女が弥仙山頂をパスして来たことや、いつも大聖院ルートを上るとき、足の軽い下山者を腹立たしく思っていること、さらに多宝塔ルートからも下りたことがあることなど話してくれました。
「駒ヶ林は、ハイカーが少なくて穴場になっている」ことを共感して、こちらが先発します。12時○分。「この調子なら、13時過ぎには大聖院の下山口か」と楽観しつつ、石段の道を下りていきます。白糸川の、岩を積んだ砂防ダムを見ながら。東側の岩壁はまだ、ツララの下がる季節ではないようです。
これから山頂をめざす、アングロサクソン人を含む、いく人かのハイカーとすれ違います。迷うことのない確かな道を進んで、第2号砂防ダムへ下りてきました。8月豪雨の影響らしきものは、ほとんど見られませんでした。今回は、大聖院へは寄らずに、もみじ歩道へ入ります。しかし、もはや紅葉は散りさって、落葉も萎れています。
もみじ谷公園の手前で、衣服を整えて、桟橋へと向かうことに。ここからは往路と同じルートになります。桟橋では、下船してきた人が出てきているので、改札口を通ろうとしたら、女性改札員に「まだ、入れません」と止められてしまいます。次の13時55分の便が来るまで、10分余待つことに。
そういうことならと、改装中の待合所の少ないイスの空を見つけて座ります。そして、山歩きデータの書き出しに着手する前に、完歩祝いの一杯。しかし、しばらく放心状態。宮島口から、JRの上り列車に乗ってはじめて、エンジンがかかります。それにしても、このくらいの距離なら足に痛みが出ることもなく快調。(了)
« 弥仙山頂展望台は分かりにくいけど三階建て | トップページ | 難路の魚切東登山口から窓ヶ山に上る »
「宮島」カテゴリの記事
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ④(2023.05.04)
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ③(2023.05.03)
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ②(2023.05.02)
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ①(2023.05.01)
- 弥山 大元公園~もみじ谷 ③(2020.01.02)
コメント