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2014年12月17日 (水)

武田山山頂のファミリールートをようやく完歩する

 岩場の少し手前の急坂で、こちらの到達をまつ下山者に出会います。よく見ると健脚ハイカー。火山山頂でゆっくり休めたかどうか聞いてみましたが、愛想のない淡々とした反応。3度目の挨拶を交わしてすれ違います。低山が云々と言っていたから、アルプスあたりの高山を登る人なのかもしれません。

 火山山頂には、年配の男性ハイカーがひとり。北に向かって手を合わせている様子。信心深い人なのかも。こちらがひと息ついている間に、武田山へ向けて先発してしまいました。後を追います。その人の鈴の音が聞こえてきますが、なかなか追いつけません。しかし、鞍部に近づいたあたりでようやく接近。

 こちらの気配に気がついたらしく、立ち止まってくれていました。お礼を言って、先行します。そこから先、頭がぐるぐるといろんなことを考えて、ボーっとしてしまったのか、いつのまにか堀切り分岐ピークも平和台ルート分岐も見過ごしてしまいました。水越垰で、ひと息ついてコース最後の急坂上りに気合を入れます。

 15時8分の到着にもかかわらず、武田山山頂には、誰もいませんでした。いつもの風景をひとわたり眺めて、下山にかかります。今回は慎重に進んだので、いつも道を見失ってしまう山頂部のファミリールートを完歩することができました。外れても、迷ってしまうことはないのですが、ちょっと難しいルートです。

 展望広場で、上ってくる男性ハイカーとすれ違います。九十九折れ坂を下っていると、ヒノキが何本か伐られていたので、思い立って匂いをかいでみます。気づいたのは今ですが、あまり新しいものではなさそうです。幹や皮には、すでにカビが生えていました。切り株にほんのり香りがありました。

 夫婦杉までの「大桜上道」と名付けられた坂を下ります。どの木が大桜なのか、見渡してみましたが、どうもはっきりしませんでした。時季に通らないとわからないかもしれません。そこから少し進んだところにあるコブで、上衣を着替えておきます。その後は、ほとんど下りですから。

 目印の切り株を違うことなく谷へ下りて、流れを渡ります。前回歩いた時に、これがちょっと変化していると思ったのは錯覚だったようです。七久谷・谷ルートの断崖道を歩いて、草茫々の花みずき台口に出ます。そして、古市橋駅にも迷うことなく、無事到着。時刻は、16時21分でした。(了)

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