ほとんど垂直に近い玖波行者山の岩場を登りきる
さて、出発するぞ! 今回は、この前岩壁ルートから下りるときに、たまたま見つけるこができた石鎚神社からの道を、はじめて上ってみることにします。記憶をたどって行くので、少し間違えかけたりしますが、何とか山道にのりあげます。そして、瓦と材木の模擬階段が続き、岩場の急坂を越えたところで、「力水」。
ここから、西へ向けて上るつもりでしたが、何と右手にクサリ場。垂直に近い10mほどの岩壁。。「一の鎖」と表示されています。それならまず、ここで試してみようと挑戦。足場を確保しながら、クサリを掴んで登ります。何とか、いけました。登ったところから見下ろしてみると、断崖はかなり急。
靴ひもは二重結びにして、首にかけていたマップとタオルをはずします。そして、リュックの胸止めと、日ごろ背中側にしまいこんでいる腹止めをかけることに。さらに、今後縁はないかと思っていた、災害支援ボランティアで使ったすべり止めゴムの付いた手袋を着用。岩登りの準備をして臨みました。
岩伝いに移動すると、今度は第二のクサリ場。ここも避けるわけにはいかんじゃろ。一の鎖よりも傾斜が大きいような気がしますが、ここも何とかなりそう。同じく足場を確保しながら、上腕筋と広背筋を使って、よじ登ることができました。さて、いよいよ次が最大の山場、「三の鎖」です。ひと息ついて、気持ちを整えます。
見上げるからに、反り立つような高い壁。もう一度、気合を入れて登ります。クサリの途中にトライアングル。はじめは、それを持って身体を引き上げていましたが、やがて、足を置いたらちょうど良いことに気づきます。よじ登っているうちに、少し腕がだるくなってきました。しかし、登りきるしかない。ここで諦めることはできません。
何とか垂直部分(80度位か)を登りきったところで、傾斜が緩くなりました。身体を前に傾けることができるので、登りやすい。下は断崖。それでも、何とか写真を撮る余裕が出てきました。残っているクサリ場を、気を抜かないように、登りきります。そして、上へ上へと山道らしきものを伝って、勝手知ったる山道に合流。
そして、行者山山頂に到着です。気温17.1℃、湿度52%。人息ついた後、西へ。いったん下りて、下山口のあるコブに。さらに西方には、玖波槍が見えます。どうすべや。せっかく来たんだから、行ってみるべし。さっきより深く下りて、さらに上ります。曇ってはいるものの、やっぱり、玖波槍からの眺めよし。
中コブに戻って、下山にかかります。はじめて通るルート。シダ藪が刈り込まれていて歩きやすい。地形図からの印象ほど急勾配ではありません。やがて遊歩道に下り立ち、メープルヒル病院口めざして進みます。例の「崩落個所」は以前と変わっていませんでしたが、西山社手前の谷が岩だらけになっていました。
社そばの山道も若干崩落気味。ひょっとしたら、8月豪雨のつめ跡でしょうか。そこから先は砂防ダムの効果でしょうか、ほとんど変化がありませんでした。登山口を下りて、恵川南側の橋を渡って、玖波駅へと戻ります。次の便まで時間があったので、完歩祝いをして、ゆったりとデータの書き出しにかかりました。(了)
« 結局、前輪のタイヤを交換することになってしまう | トップページ | 検診ドックの後、三滝山へ紅葉チェックに上る »
「西部」カテゴリの記事
- 十方山 瀬戸の滝口からピストン ④(2023.11.09)
- 十方山 瀬戸の滝口からピストン ③(2023.11.08)
- 十方山 瀬戸の滝口からピストン ②(2023.11.07)
- 十方山 瀬戸の滝口からピストン ①(2023.11.06)
- 大竹・黒滝山 反時計回り ④(2023.09.21)
« 結局、前輪のタイヤを交換することになってしまう | トップページ | 検診ドックの後、三滝山へ紅葉チェックに上る »
コメント