かぶと岩コースから岩海への「整備されすぎた」遊歩道
野呂山ハイキング 安登ルートからどんどんコースへ
この「惨状」を、遊歩道を通りかかった何人かに訴えます。高級カメラを持った夫婦がやってきて、カモを写しはじめました。カモが例のごとく騒ぎだしたので、「モデル代を欲しがっとるよ」と軽口を飛ばすと、女性がカモたちに向かって「ごめんね。今日はエサをもっとらんのよ」と、弁解していました。
さて、すぐそばにあるビジターセンターとやらへ、行ってみることにします。この広大な山頂の案内パンフでもあったらええんじゃがと思いつつ、開放的なスペースを回ってみますが、しかし、みやげもの販売のコーナーが目立つばかり。どうも、期待した案内所ではありませんでした。諦めて、池に戻り、下山にかかります。
できるだけ歩行距離を短くするため、かぶと岩コースをたどることにします。起点が展望所、そこからの風景をさらっと流し見て、山道に入ります。若干先行して下りはじめていた男性ハイカーに追いついたので、話しかけてみます。広から来た人、登山口にクルマを留めているということで、このルートをピストンするらしい。
「岩海は、次回どんどんコースを歩くときの、楽しみにでも取っておきますかな」などと、つぶやいていると、そのハイカーが、「もう少し下りたところに、岩海への横走ルートがありますよ」と、教えてくれました。そこからすぐにあった分岐は、「大滑岩」への道。岩海とは違うようだとは思いながらも、0.3㎞との距離表示。
「まぁ良かろう」と行ってみることに。確かに大岩があって、眺めは素晴らしい。しかし、烏帽子岩南側にあるナメラ岩を描いていた頭からすると、少し拍子抜け。戻ろうとすると、さっきの男性ハイカーがやってきました。「おおすべりいわは、ここですか」と聞かれたので、岩盤を指して「展望良好」を強調、先行します。
かぶと岩コースに戻って、しばらく下りて行ったところに、岩海への分岐がありました。当初の予定どおりこのまま、まっすぐ下りてもええんじゃが、どうしちゃろうか。若干悩みますが、寄り道ついでに、岩海というものを見てやろうと決断します。このトラバースルート、整備されすぎた遊歩道。
岩海というのは、大きな岩がゴロゴロ転がって積み重なっている谷でした。立派な橋が架けられて、平行移動を維持しています。長いながい横走の先には、駐車場があるらしい。そろそろ終盤かと思われるところに、どんどんコース下り口の表示がありました。このまま、遊歩道のような安楽な道が続くのかと思っていたら大違い。
« 氷池の岸辺に上がり並んでエサをねだる6匹のカモ | トップページ | どんどんコースの結末は思いもしない悲惨なことに »
「東広島・呉・熊野」カテゴリの記事
- 音戸連山縦走 順コース ⑤(2022.05.20)
- 音戸連山縦走 順コース ④(2022.05.19)
- 音戸連山縦走 順コース ③(2022.05.18)
- 音戸連山縦走 順コース ②(2022.05.17)
« 氷池の岸辺に上がり並んでエサをねだる6匹のカモ | トップページ | どんどんコースの結末は思いもしない悲惨なことに »
コメント