荒削り遊歩道「鬼のさんぽ道」には豪雨の影響見られず
広島南アルプスショートコース順縦走
大茶臼山からの出口にも、案内があったらもっと良かったのにと思いつつ、柚木城山稜線の縦走路を歩いていると、肩から腕の筋肉に、何となく強ばり感。よく見ると、手の甲にシワがなくなっています。浮腫みとは違うような気がしますが、どうなっているのでしょうか。皮膚が突っ張った状態。痛みはありません。
それはそれとして、山道の変化が気にかかります。315ピークを過ぎて下りていると、いつも滑りやすくて難儀させられる落ち葉が、少なくなっているような。豪雨に流されたのでしょうか。そして、心配していた捻れ階段は無事でしたが、下方の段は、土のたまりが増えて、いっそう歩きにくくなっていました。
草沼道の横断歩道を、かなりゆっくり渡っていたリュックを背負った男女。あのペースなら、ウォーカーかもしれないと思っていましたが、竹林のかかりはじめで、追いつきます。あいさつを交わすと、「クリが落ちとるよ」と言うので、「カラばっかりでしょ」と答えます。すると、「入っとるのもあるよ」とのつっこみ。
こんな「ひと通りの多い」」ルートでは、とてもクリの実は残ってはおらんじゃろとは思いつつも、「そうですか」と、ちょっと冷ための返事。背を向けて、先を急ぎます。ここは、根を張った竹林を通っているためか、豪雨の影響はみられませんでした。まとわりつくヤブ蚊をふりきって、遊歩道へと乗り上げます。
さて、鬼ヶ城山山頂との関係では中途半端な、「鬼のさんぽ道」をどう歩くか、考えながら進みます。アンビン岩の鉄塔を過ぎたところで、結局、いったん山頂から八畳岩へ向かい、そこから未踏の遊歩道を下りて、さんぽ道合流点へと戻ることに決めます。楽しみを一挙に味わってしまう作戦。
上りなのでパノラマ道ではなく、急坂の方を通ります。たいした損傷はないようでしたが、途中にある木の根、下の抉れが深くなっていました。八畳岩の西側からの遊歩道、とりかかりは何の案内もないので少し不安。しばらく下りると、案内表示がありました。それにしても、この「鬼のさんぽ道」、名前のとおり、いかにも荒削りの道。
しかし、豪雨の影響はほとんど見られませんでした。次の心配は、鈴ヶ峯東斜面にある岩場の急坂です。道行地蔵から木の根の張りめぐらされた尾根を上って到着。どうやらここも無事。息を切らせて上りますが、最後だからでしょうか、何となく元気が盛り返してきました。まだもう少し歩けそう。
とは言っても、東峰山頂(312m)では、少しゆっくり休憩。宮島や似島が霞んでいます。北側を振り返ると、この前上った窓ヶ山が、ずいぶん遠くに高く見えます。さて、下りるか。道の角にある地蔵様や石の「物神」も無事。そして、幸いなことに、ふもとの谷道にも、豪雨の爪跡は、ほとんど見当たりませんでした。(了)
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