火山公園の東屋の下が崩落して崖になっていた
黒谷山(353ピーク)未踏ルート探索
当然、災害をもたらした大雨による登山ルートの変化も、チェックしながら歩くことにします。コースの後半に上ることになる武田山山頂で、昼食をとれるよう計画。少し早めに、下祇園駅を9時08分に出発します。少し目先を変えて、しばらくの間、久しぶりの憩の森ルートをたどります。ときおり、土嚢が積んであるところも。
そして、一部泥流が入り込んだ痕跡もありましたが、目にした限りでは、道はしっかりつながっている様子。祇園中学校を東に見ながら、西に折れて、細道に入ります。そして、鹿ヶ谷林道口へ続く道に。まもなく、火山公園が見えてきました。東屋の下が断崖に。ここも崩落したのでしょうか。立入禁止になっていました。
そのとき、林道の前方で、クルマの荷台に乗った男性が何やらポーズをしているのが、目の隅に入ります。ふり返って確かめてみると、林道に土砂が溜まっていて、例のゴミ屋敷は半分くらい埋まっているように見えます。こちらも「通行止めですか」という意味で、「×」のポーズを返しながら接近。
すると、そばにあった重機を操作していたらしい作業員の男性が下りてきました。「この先は、倒木で通れません」とのこと。多少の倒木には慣れているつもりですが、それは口には出さず。今回は「すぐそこから部谷山ルートに入る」ことを告げます。「そちらもどうなっているか分かりませんよ」というので、「よく気をつけて歩きます」と断わり。
彼らが乗っていたのは、土砂を運搬する一輪車を大きくしたような特殊なクルマ。それが、後ろから追いかけて下りてくるのを尻目に、部谷山ルート登山口に入ります。今歩いているのは山本9丁目、崩壊被害があったのは8丁目ということですから、そんなに離れてはいません。しかし、被災地視察が主目的ではないので、山歩きに専念することに。
後からネットで、国土地理院の写真を見ると、この林道先の竹林でも崩落があったようです。それにしても、部谷山ルートは尾根を通っているので、倒木はありえないはず。さっきの土木作業員は、山道の一般的な特質や個別のルートのことにはあまり詳しくはないようです。だから、「分かりませんよ!」という忠告だったのでしょう。
入口付近は道が曖昧。何とか尾根に乗り上げますが、しばらく急坂が続きます。やはり、大雨の影響はほとんどないようです。西側の谷の様子は窺うことができません。やがて送電鉄塔のあるピークに到着。そこから西側にある鉄塔の下に、地滑りの跡がありました。そして、ここにも搬送ケーブルのゲートが。
左右に気をつけて潜り、奥の森へと進みます。ここからやや緩やかになってきました。しばらく進むと分岐に。その方向を示す案内板は、文字が消えて見えませんが、以前下りたことのある急坂、憩の森ルートへの分岐でしょう。次に、おそらく谷川沿いに下りる東山本登山口ルートへの分岐にさしかかります。
« ボランティアを断念して黒谷山未踏ルートに挑戦する | トップページ | 平和台ルートを下った先で道を見失いヤブをこぐ »
「太田川西流域」カテゴリの記事
- 行者山・太光寺 ③(2025.01.12)
- 行者山・太光寺 ②(2025.01.11)
- 行者山・太光寺 ①(2025.01.10)
- 三滝山 大原山経由B~Cルート ③(2024.03.20)
- 三滝山 大原山経由B~Cルート ②(2024.03.19)
« ボランティアを断念して黒谷山未踏ルートに挑戦する | トップページ | 平和台ルートを下った先で道を見失いヤブをこぐ »
コメント