災害支援ボランティアも実際にやってみると結構キツイ
阿武山土砂災害支援ボランティア
作業前の説明では、15分作業して休憩するということでした。何と悠長なこと。集団行動だから、体力のない人に照準を合わせているのだろうと思っていました。ところが、実際にやってみると、結構ハード。そのくらいがちょうど良いかも、と思いはじめていましたが、今度はなかなか休憩の合図が出ません。
あいにくそのとき、リーダーが現場にいなかったようです。疲労困憊、とうとうみんなで、自主的に休息タイムを取ることに。再び作業をはじめますが、「土嚢を投げ上げるよりも、リレーに加わった方が効率が良いのでは」ということで自然とまとまります。こちらから、向こうへとリレー方式で渡すことに。より運びやすい位置にと、お互い相談しながら。
こういった連携が、さっとできることが素晴らしい。しかし、これも見ているほど楽ではありませんでした。ひとつ手渡してふりかえると、もう次が来ています。しかも、10㎏前後から、重いのは20㎏ぐらいありそう。レジスタンス・トレーニングよりキツイかもしれません。汗ビッショリになりました。昼休みに救われます。
当初は、「はじめるのが遅い」と思っていましたが、しかし、午前中はこれで十分満足。さて、センターに戻って、オムスビを食べた後、ひと休みです。年配者に見られたのか、受付をしていた女性に畳スペースで横になるよう勧められました。さほど疲労感はありませんでしたが、逆らわずに受け入れて休むことに。
さて、午後からの行き先は、八木8丁目の太田川橋西詰とのこと。ひょっとしたら、視察サイクリングでチェックした、あの崩落現場のあたりでしょうか。そんなことを考えながら、到着したところは、しかり。広島トヨペットの建物の西側を下り、くずれた土砂の上を歩きます。そして、高架になっている国道の橋の下はぬかるみ。
そこを潜って、作業している重機の横を通り抜けますが、ここは本来、八木用水の水路。土砂だけでなく、岩がゴロゴロしています。電柱がずいぶん低くなっていて、電線が肩あたりに触れそうなところも。家の陰にもかかわらず、土砂が盛り上がっているところがあります。おそらくこれは、建物を突き抜けて流れ出たようです。
そして、押し出されたように別の家が、その家にぶち当たっています。このあたりも、かなり悲惨な状態。ここでは、先に到着していたボランティアと連携して、再び土嚢をリレーします。途中で土嚢の紐が左目に当たりました。そのとき目に土が入ったようです。違和感がありましたが、涙で洗い流せないこともないくらいの量。
大したことはないのですが、事前の説明では、土が目に入ったら洗うように。器具も準備しているとのことだったので、放置していては良くないかもしれないと用心して、リーダーに声をかけてみます。洗浄綿で拭いて、水で洗って、さらに洗浄綿で拭くという作業。2ℓのペットボトルを逆さまにして、その水で目を洗うのは若干難しい。
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