祇園北高と花みずき台の間の谷道に荒れ狂った跡
黒谷山(353ピーク)未踏ルート探索
しかし、尾根の先、北方向に向けて山道が続いています。それを確認して、山道を南へ歩いていくと、予想外に早く353ピーク手前の分岐に到着しました。それにしても、下った平和台ルートも、途中で道を見失った可能性もありますし、このルートも最初からまともには、上ったことにはなりません。そのうちいつか、逆送してみる必要がありそう。
そんなことを考えながら、本家水越垰まで戻って、しばし足を休めます。そして、今度は、急坂弓場跡ルートを武田山山頂をめざして上ることにします。とは言っても、今回は縦走の終盤ではないので、まだいまのところ元気。頭ぶつけ木の存在にも早めに気づいて、衝突を回避することができました。
武田山山頂(410.5m)にたどり着いたのは、ほぼ予想どおり12時31分。久しぶりに、ここで昼食をとります。気温23.2℃、湿度66%と快適。しかし、秋だからでしょうか、春とは違うメマトイと蚊が多いのには閉口。そよ風の吹くこの岩場でさえも、蚊に刺されてしまいます。防虫スプレーを持ってこなかったのは失敗。
それでも、木陰でゆったり22分休憩。さて、後は降りるだけです。下山ルートは、上ったことはあるけど、下りた記憶がない祇園北高ルートにします。馬返しまでは思っていた以上に急坂。ところどころ激しい段差のある岩場があります。群れ飛んでいるムシがまとわりついてきます。追い払っても追い払っても、次から次へと、
しかし、馬返しを過ぎると、等高線の間隔が広がって、勾配がゆるやかになり、一気に虫も少なくなってきました。しばらく進むと、テニスコートが見えてきました。西側斜面にブルーシートが掛けられているのは、崩落防止のためでしょうか。さらに、そこから下っていると、南側の谷がずれ込んでいました。但し、山道までは影響なさそう。
祇園北高口に下りついて、当初はグランドの南側を巻くつもりでしたが、何やら運動会の練習でもしているのか、生徒たちが大勢出ています。そこを歩くのも、何となく気恥ずかしいので、ムシを心配しつつも、北側の谷道を下りることにします。ところが、ここを歩いてみてびっくり。小川が荒れ狂った跡がそのままになっていました。
道が抉られており、一部消失しているところも。そこは、土砂に覆われて少し歩きやすくなっている森の中を進みます。出口にあるイノシシ避けのバリアーも、壊れていました。しかし、氾濫の跡は、ここまでのようです。そこから先、道路に出ると、ほとんど影響がなかったかのように、実った稲穂が風にそよいでいました。
今回、災害支援ボランティアには参加できなかったのは、結局、申し込み手続き上の思い違いがあったようです。それはそれで残念でしたが、しかし、武田山・火山間縦走路にある黒谷山未踏ルートに挑戦できたのは幸い。歩きなれている山のつもりでいたにもかかわらず、思わぬその野性に触れることになりました。(了)
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