終り近くなって土砂降りのにわか雨に見舞われる
阿武山土砂災害支援ボランティア
洗浄綿で瞼についていた泥を拭い、何とかペットボトルを傾けて何とか水を目に入れて流すことができました。その後で、リーダーは目洗いの紙コップなどを引っ張り出したりして、心配そうに声をかけてくれましたが、これほど大騒ぎになるとは。ちょっぴり後悔しつつ、これでお終いすることにします。
休憩の後は、ガレキ撤去。土嚢と同じ要領で運びます。先着の集団が帰ってしまったので、列が短くなりました。二回に分けます。いろんなものがあって、釘の先が出ているものや重いものなどは、それぞれ声を掛け合って伝えます。もうそろそろ、残り少なくなってきたかと思っていたところへ雨。
パラパラしてきましたが、しばらくそのまま続けていました。ところが、少し雨足が強くなってきたので、テントに避難することに。その途中、やや弱くなってきたので山側の崩落をカメラに収めていると、薄茶色の作業服を着た3人の男性が下りてきました。何と、そのうちのひとりが、松井広島市長。すぐ目の前を通るので、あいさつを交わします。
しばらく雨が止みません。リーダーの判断で、少し早めですが、今日の作業そのものを、中止することにしました。テントで様子を伺っていると、さらに土砂降りに。「これは帰りが困るで」と思いながら待ちます。雨足が弱くなってきたところを見計らって、太田川橋西詰で待機しているはずのバスの方へと向かいます。
その途中で、再び雨足が強くなってきましたが、それも短い時間。やがて、幸いなことに、雨そのものが止みました。土砂災害直後の視察サイクリングのとき、川土手にマダラに溜まっていた土は撤去されていて、歩きやすくなっていました。それから、少し遅れて到着したバスに乗り込んで、センターへと帰ります。
災害支援ボランティアは、はじめてです。同じ目的で集まっているためか、すぐ意気投合して、連携作業ができるのには驚き。小さな力でも人の助けになると思えば、流す汗も心地良かった。センターで二度目の着替えをして、担当者の締めの言葉をを聞きます。明日もう一日頑張るという千葉の青年に、あいさつ。
受付をしてくれた人からの「また来てください」との声を受け止めて、自転車に乗って、安川緑道を下ります。雨は降っていません。ちょうど良いベンチがあったので、ボランティア完遂祝いの一杯を飲み干して満足。ちょっと痛い右尻をかばいながら、太田川放水路河川敷をゆっくり走って帰りました。
登山ルートをチェックしてみます。午前中の緑井8丁目の「川」は、鳥越垰へのアクセスルートの西隣でした。上部の合流先がどうなっているか分かりません。さらに、大崩落の八木3丁目のもう一つ東側にある梅林小ルートのある谷は、見当がつきません。上八木ルートへの階段は無事なことが、バスの車窓から確認できました。(了)
« 災害支援ボランティアも実際にやってみると結構キツイ | トップページ | ボランティアを断念して黒谷山未踏ルートに挑戦する »
「アストラムライン北」カテゴリの記事
- 阿武山 別所団地~七軒茶屋 ③(2021.01.29)
- 阿武山 別所団地~七軒茶屋 ②(2021.01.28)
- 阿武山 別所団地~七軒茶屋 ①(2021.01.27)
- 阿武山 梅林小~別所団地 ⑤(2020.06.13)
- 阿武山 梅林小~別所団地 ④(2020.06.12)
« 災害支援ボランティアも実際にやってみると結構キツイ | トップページ | ボランティアを断念して黒谷山未踏ルートに挑戦する »
コメント