帰りのバスの車窓からは火山が別の山に見えた
姫路垰を北から南へ歩き抜ける
その男性、姫路垰のことを、こちらが「タオ」と話しかけたにもかかわらず、「トウゲ」と答えていたので、ひょっとしたら「地」の人ではないのかもしれません。姫路垰からは景色がよく見えるのかと聞かれたので、あいにく垰は森の中。岳山山頂近くの「のしろ台」からの展望が素晴らしいと、伝えます。
「身体が重いので、山登りはできない。私はもっぱらこれ」と、クルマ止めの向こうに停めてあった、大きなバイクを指差します。そこからまもなく、自動車道に到着。今回は、山側の沿道を歩かずに、すぐに跨橋を通ります。すると、さきほどのバイクに乗った男性が下りてきました。もう一度、あいさつを交わします。
さて、そのまま道なりに下りていっても、どこかのバス停にたどり着くかもしれませんが、発車時刻までは、たっぷり時間があるので、少し回り道になりそうですが、この前下りたルートをたどることにします。それでも、奇妙な看板のある黒板の建物を過ぎるとすぐに、バス通りに出てきました。
思いがけない近さ。この交差点から、大下バス停まではすぐ。予定どおり河内神社で休憩することにします。完歩祝いを飲み干して、山歩きデータの書き出し。そして、16時15分になったので、バス停へと向かいます。バスを待っていると、女性が2人、坂を下りてきました。気になっていたこのバス停の呼び方をたずねてみます。
「オオシモ」か、それとも「オオシタ」か。すると、怪訝なことを聞くと言った雰囲気で、「オオシタ」との返事。なるほど素直に読めば良かったのか。しかし、バスに乗って、次の「下大下」のアナウンスを聞くと、どうも、「シモオオシモ」と言っているように、末尾が曖昧に聞こえるのは不思議です。
それにしても、バス「指定席」から見える大きな山、左端が切れています。地図と照らし合わせながら考えると、火山に間違いない。こちらからは、武田山が陰に隠れているので、別の山のようです。そして、今回は何ごともなく、バスセンターに到着。ハノーバー庭園を歩いていると、心地よい楽器の音色が聞こえてきました。
弓にひょうたんをつけたような見慣れぬ楽器を、日本人の女性3人がその弦を叩いて合奏。練習しているのでしょうか。アフリカかインド・セイロンなど南方系の楽器のような雰囲気。どこのものかたずねようとしばらく立ち止まっていましたが、演奏が終わりそうにないのであきらめて、その場を去りました。
後で調べてみると、これは、「ビリンバウ」というブラジルの楽器らしい。南方には違いありませんが、まさかブラジルとは、思いも寄りませんでした。(了)
参考サイト:ビリンバウ入門
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