大きなフェンスを通り抜けるのにひと苦労
白木山~押手山縦走
そのまま歩くと、やがて右側に、正面ルートの御木戸登山口。今回はここから上らず、道を奥へとまっすぐ進みます。すると、大きなフェンスが道を閉ざしているではありませんか。この前はなかったのに。イノシシやシカの侵入を防ぐためでしょうか。グルッと見渡してみますが、両端からも抜け出ることはできそうにない。
よく見ると、「開けたら閉めて」と書かれた札。どうやら、開ける方法があるらしい。さて、どうしたらいいものか、よく見てみます。すると、フェンスを横に貫いている金棒が、太い針金のようなもので括られています。触れてみると、これは柔らかい。何とかなりそう。さらに下の方に咬ませている馬蹄形の鉄枠をはずして、中に入ることができました。
元どおりに閉めて、先へと進みます。まもなく登山口。そこから、落ち葉の溜まった石のゴロゴロする抉れ道。幸いなことに、すぐ横に歩きやすい側道があったので、ルートを外れないよう注意しながら、そちらを歩きます。やがて、谷川を渡る細い丸木を集めた橋。滑らないよう注意しながら進みます。
もう一度、丸木橋。今度は途中で互い違いになっていて、さらに歩きにくい。しかし、それでも橋があるだけ良かったことが、後で思い知らされます。二つ目の橋を渡ったところで、椿谷、バリエーション、桧尾根の各ルートへの分岐。今回は、この右側の桧尾根ルートを歩いてみることにします。
事前にネットで調べたところ、帰りの広島駅行バスが15時台の次は17時台。未踏ルートなので、距離からしか推測できませんが、できれば何とか、15時01分発に間に合わせたいところ。 少しでも早く着くために、距離の短いこの桧尾根ルートをたどってみることにしました。とは言っても、思いどおりになるかどうか。
間に合わなければ、17時台のバスに乗ることも覚悟して、右側の谷を少し下りていきます。さて、このあたりから、ヤマビルに気をつけなければならないと思わせる、まさに野性的な道。そして、谷川を渡ることに。橋などありません。滑りそうな苔むした岩の上に足を置きながら、三点確保しつつ進みます。
この初っ端の難所、何とか乗りきることができましたが、しばらく進むと、その先の道が分からなくなってしまいました。先ほどの渡河地点にあったテープのところへ戻って、もう一度周囲をチェックしてみます。すると、谷川の上流に、次のテープを発見。そして、再び川渡ですが、今度はさほど難儀でない。
左側斜面に山道が続いています。そして、再び谷川を右へと乗り越えて、急坂を尾根に乗り上げました。すぐにズボンの裾を捲り上げて、ヤマビルをチェック。「幸いなことに」、それらしきものは見当たりませんでした。それにしてもこのルート、どうも万人向きではない。そんなことを考えながら、先へと進みます。
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