安西高校ルートは直登気味の難儀な急坂が続く
火山南北逆V字縦走
ここまでで、ひと山上りきった気分。しばし休息をとります。それにしてもヤブ蚊が多い。両腕を10箇所近く咬まれたようです。それでも、ちょっとだけ色気を出して、南にあるコブに上ってみることに。しかし、ピークは林に囲まれていているので、切れぎれに山裾を垣間見ることができるだけ。
あまり面白さはないので、すぐ堀切に戻って、今度は縦走路へと向かいます。緩やかな道を進むと、まもなく堀切分岐ピークで合流。そこから左に折れ、火山へと上っていきます。途中、右手にガサゴソッと音がすると思ったら、ネコくらいの大きさの獣が走り去るのが見えました。どうも、イノシシの子どものようです。
もうすぐ火山山頂というところまで、上りつめたところで、平和台ルートへの分岐。ここは所用を果たすために、ちょっぴり入り込んだことはありますが、ずっと進むのは、はじめてです。緩やかな尾根道をたどって行くと、やがて等高線の詰んだ急勾配の坂になります。岩場を伝って下りるところも。
しかし、道ははっきりしています。そして、送電鉄塔に。その補修道なのか、その後プラスティックの急な模擬階段が続きます。それを下り切ると、緩やかな道が墓苑に続いています。グルッと道なりに下りていくと、「平和台墓苑」の看板。さらに道なりに道路を進んでいくと、安西高校です。
グランドでサッカーをしているのは、どうも小学生のようです。夏休みだから練習用に借りているのかもしれません。探しながら高校南側の道路を進んで行くと、突き当たりに火山登山口。小さな案内板がありました。そこは、ちょうど校門の前になります。ひと息ついていた教員らしき人と挨拶。
少し息をためて、火山山頂めざして歩きはじめます。谷道です。途中、川に接近しているところで、顔と両腕を水に浸します。冷たくて気持ちいい。さて、気合を入れなおして歩を進めます。谷を上りきったところで、尾根に乗り上げる急坂。やがて、プラスティックの模擬階段になってきました。
これは鉄塔が近いということか。かなりの急勾配で、しんどい。上りきったところには、やはり送電鉄塔。下りの平和台ルートの鉄塔より50mほど高い位置。山頂まで、あと150m余り。覚悟して挑みますが、これが直登気味の難儀なルート。先に青空が見えても、コブの向こうはコブだろうか、という感じです。
なかなかたどり着きませんが、途中には展望できる岩場も。最後のコブを過ぎて、やや緩やかな道を上りきったところで、ようやく火山山頂(488m)に到着。ほぼ予定どおりの12時18分。昼飯の時間帯ですが、酷暑の平日のためか、ハイカーは誰ひとりいません。木陰になっている岩の上に座ります。
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