崩れ林道から斜面を下って倒木とシダの藪をこぐ
白木山~押手山縦走
次の鞍部を過ぎたところから、急斜面になります。九十九折れの坂を、息を切らしながら上って、押手山山頂(706.5m)へとたどり着きました。ここも、山歩きサイトで紹介されたいたとおり森の中。ひと息ついて長居せず、テープを頼りに下山にかかります。やがて、道は曖昧になり、右側に張られたフェンスをたどることに。
急なところはそのフェンスを掴んで下りて行きますが、それでも、ときおりテープを見かけるので、これがルートのようです。前方に広場がありました。最後は梯子。とても前を向いて下りることができそうにないので、その傍らの斜面を伝います。楕円形の広場には、ベンチがありました。バイクが回転したような跡も。
そのままの進行方向にテーピングの有無をチェックしてみますが、どうもそれらしきものは見当たりません。そこで、西側に続いている林道らしきものを歩いてみることにします。岩がゴロゴロしていて、草茫々の廃道。斜面に沿ってグネグネしていますが、とにかく道なりに下りて行くことにします。
ちょっと予定していたルートと違う、と思いながら歩いていると、斜面を下へ誘うテープが目立つところがありました。先の方にもテーピングされています。ちょっと急斜面ですが、「多分、ここじゃろう」と、木を伝って下りてみることに。やがて尾根道に出てきましたが、さらに進むと、当てにしていたテープがなくなってしまいます。
折り重なる倒木とシダ藪の生い茂った谷に、入りこんでしまいました。もちろん見渡しても、道のようなものなどありません。それにしても、山歩きサイトの「下山注意」とか「ヤブを歩くことになった」というのは、こういうことだったようです。山歩きは自己責任。途中までしかないテーピングの責任を問うことはできません。
それにしても、さらに折悪しく、雨がパラパラしはじめました。リュックカバーを引っ張り出して、カッパを着込んで、とにかく下へ下へと向かうことにします。何とかようやく、谷に下りつきましたが、いまだに道のようなものは見当らないので、ちょっと不安に。それでも、湿地を越えたところあたりから、崩れ林道のような空間を発見。
ちょっぴり安堵して、さらに進んでいくと、ようやくまともな林道に直角に交差。地図に記しているルートと違うので、右へ行くべきか左へ行くべきか、迷います。ここは、少し下へ傾いている右の方へ歩いてみることにします。すると、切りとおした道はズブズブの湿地に。しかし、前の方が明るく開けています。
右側の山すそに、納屋のような大きな建物がありました。その前を通り過ぎてしばらくすると、道路に合流。おそらく、ここが桧山の集落に違いない。途中、道を見失い、さらに右往左往することになりましたが、結局、出口だけは、まともなところに到達することができたようです。ここまでたどり着けば、大丈夫。
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