カラカラ夫婦ハイカーのお陰で下山道はクモの巣なし
傘山~行者山縦走
西コブを下りて、さらに急坂を上って、東コブの傘山山頂(649.9m)へ乗り上げむとしたところで、出会ったのが、そのカラカラ音を発する夫婦ハイカー。ちょうど、こちらへ向けて下りようとしていました。すでに行動に入っていたためでしょうか、話しかける雰囲気はなし。あいさつだけ交わして、すれ違います。
いすれにしても、ピークでひと息ついて水分補給。さて、下山にかかることにします。これからコブが3つあります。はじめのコブには反射板。展望岩は、そのすぐ手前にありました。ここからこの前歩いた佐伯大野林道が見えます。しかし、どうも残念なことに、いまひとつ、権現山を同定することができません。
山道に戻ろうとしていると、カラカラ音。さっきの夫婦ハイカーが戻ってきたのでしょうか。しかし、進んでいくうち、音が聞こえなくなってしまいました。次のコブは岩場。宮島方面まで眺めることができます。その次のコブまで、相当な距離があるように感じますが、しかし、実際に歩いてみると、さほどでもありません。
さらに進むと、山道を横断する幅広道との交差。ここからヤブ戻りがはじまります。ズボンの両裾が、グルグルと外側へと回ってしまうほど。ときおり生えているカヤで、左手の皮膚を切ってしまい、出血。そういえば上りルートでも、痛みとともに、左手のこの付近が出血したのもこれが原因だったのか。
とはいっても、こちらのルートは、さきほどの夫婦ハイカーが先行してくれたお陰で、林道口までほとんどクモの巣がありませんでした。鉄塔を過ぎると、補修道になるのか再び歩きやすい道になります。やがて、眼前に現れた356ピークは、高く聳えています。ここまでの疲労感。やっぱり、きょうは止めにしておこう。
路側に留められていた軽自動車は1台に減っていました。それを眼下にしながら、モルタル急階段を下りて、谷和林道に。少し東に戻って、下山口へと入ります。三分岐の真中を進みます。それにしても、ここがいちばんヤブっぽい。しばらく歩くと、ウラジロの繁茂する道。356ピークの南側斜面もほとんどヤブ。
やっぱりここは、「上らない」という選択が妥当だったかも、などと思いながら、歩き続けて上ったピークでは、水の落ちる音。錦龍の滝でしょうか。そこからも、シダ藪が続く道を、コブを2~3つ乗りこえて、ようやく、前方に突き出して見えていた玖波槍にたどり着きます。絶好の展望。ここで、ひと息つくことにします。
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