未踏のクサリ場ルートを歩いて石鎚神社に下りる
傘山~行者山縦走
前回、この岩の付近で威嚇してきたスズメバチ。巣の場所でも変えたのでしょうか。今日はまったく見当たりません。そこから、行者山との間にあるコブへ。ここに、今朝チェックした行者山登山道の上り口がありました。さらに、山頂手前の砂地の肩から、もう一度、傘山をふり返ってみます。
よくあんなに遠くまで行ってきたもの。そんな思いを抱きながら、行者山山頂(313.5m)。そして、石鎚神社頂上社を経て、下りにつきます。歩いていると、行者の岩場が見えてきました。今回は、岩の直下を通る未踏のルートをたどってみることにします。いずれ、いつもの山道に合流するはずと思いながら。
岩場はほとんど垂直。クサリを触ってみましたが、よっぽど元気がないと、試してみる気にもなれそうにない。特に、疲労困憊の下山路では無~理ィ。それにしても、神社信仰と修行というのが結びつかないなぁと思いつつ。そのまま未踏ルートを、森を縫って補助クサリもある急な岩場も下りて行きます。
水場があったので、手・腕や顔を洗うついでに、少し心配ではありましたが、思い切って口に含んでみました。結構美味い。その後下痢などもしなかったので、大丈夫だったのでしょう。「天狗の力水」の表示がありました。それにしても、「なかなか本道に合流せんのぅ」と歩いていると、石鎚神社の鳥居。
さらに、自動車道の高架が見えてきました。それは思っていたより南側です。どうも、いつものルートと違うところに下りるのではという予感。しばらくすると、下の方に大きな屋根の建物が見えてきました。何と下りたところは、石鎚神社の境内の北東端。ここが登山口になっているとは、知りませんでした。
模木階段がありますが、それも下りるにつれて曖昧になって、まして、登山口の案内表示のようなものは見当たりません。犬の吠え声を聞きながら、神社の坂を下りると、ようやく歩き慣れた道に。コケが繁茂しているので、滑ってしまいますが、何とか転倒は免れました。左の手すりロープにつかまって用心して下りていきます。
その短い危険箇所を過ぎると、後は滑り止めの溝のついた緩やかな道。恵川の流れに出て、川沿いに歩きます。前回、親子連れが眺めていた淀みを眺めると、餌付けされた大きな鯉が群れをなして泳いでいます。ここに生き続けているということは、大水の激流にも耐える術を身につけているのでしょう。(了)
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