天気予報にたがわず石山あたりから降りはじめる
広島南アルプスショートコース逆縦走
休憩後の歩きはじめは、いつものように脚に痛み。ぎごちない歩き方ですが、そのうち治まるじゃろうと、あまり気にしないで、「ガードレール越え」へと向かいます。大茶臼山山頂(413m)を踏んで進んでいると、何やら、金属音と人の話し声が聞こえてきます。それも高いところから。見上げると、パラボラアンテナ塔のテッペンで作業をしている様子。
なるほど、今日は平日か。そう思いながら、畑垰から丸山ルートへ入りはじめてまもなく、男女10人くらいのグループ。「ずっとこんな道だったらいいのに」とつぶやく女性、地図のようなものを見ながら木の根に蹴つまづく女性などとあいさつを交わしながら、すれ違います。最後尾の男性が、腰にぶら下げていた蚊取り線香の香りを残して。
丸山山頂(457.6m)は、ますます森が生い茂ってきて、見通しが悪くなっています。しかし、ここで、反射板の前に赤いヤマツツジが咲いているのを改めて認識します。4月のロングコース逆縦走で見た、ピンクのコバノミツバツツジとは違いますが、同じように縦走路を彩っていて、眼を楽しませてくれます。
石山あたりから、雨がパラパラしはじめました。朝の空模様では、「このまま降らんかもしれんで」と思っていましたが、あにはからんや、天気予報のとおりになってしまいました。伴垰を過ぎて、火山へ向かっていると、だんだん雨足が強めに。濡れた岩や木の根を踏むときは、滑らないよう気をつけます。
火山山頂(488m)に着いた頃には、かなり本降り。景色も霞んでいますが、何となく岳山と大谷山らしきピークを同定。森の中では、多少の雨は大丈夫ですが、急坂ではいつも以上に慎重に下りなくてはなりません。長いながい坂を進んで、ようやく水越垰。ここでも、ひと息ついて、「よし、今日最後の急坂」と気合を入れます。
覚悟を決めて、弓場ルートを上っていると、何やら上のほうでゴロゴロと音がします。「雷かも。あまりひどくなると・・・」などと思いながら歩いていると、にわかに日が差してきました。おまけに音も聞こえなくなったので、これは良い調子。そのまま、上ることにします。気にしていた頭ぶつけ木は、通り過ぎた直後に確認。
危ないところでしたが、今回は何とか無事乗りきることができました。幹を軽く叩いて、進みます。そうこうしながら、やがて、武田山山頂(410.5m)にたどり着きました。どの山あたりからだったか、はっきり覚えていませんが、すでに足に痛み。特に今回は、これまでのように左ではなく、右小趾の先が。
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