西尾根を下りついた鞍部は姫路垰ではなかったのか
岳山~大谷山~桜ヶ垰縦走
まもなく「姫路垰」に到着。すぐに東側の斜面を上ります。そして、細い山道をたどって、前回チェックしておいたコブを確認。さらに、確かもうひとつコブのような盛りあがりを過ぎたところで、また鞍部に出てきました。すると、ここに、「姫路垰」と表示されたテープが巻かれています。「え、ここが姫路垰?」。
とすると、その前にあった鞍部はいったいどうなるのでしょう。確かにそこから南への下り道は、ほとんどヤブになっているところもありましたから、もはや登山ルートではなかったのかもしれません。それにしても、表示のあった鞍部は、位置が若干違うような気もしますが、とすると511ピークまでが遠い。
地形図が、必ずしも事実を反映していないという可能性もあります。またそのうち、夏にでも単山探索、あるいは、峠越えでもして、このなぞを追求してみるかなどと思いつつ、ふりかえると、「大谷山」へと表示されたテープ。その後ろには、相当な段差のある取り付きがありました。気をつけてよじのぼります。
すぐ尾根に乗り上げて、やや緩やかな山道。しばらく進んだところで、ピークに到達します。さきほどコブがあったので、あれが511ピークで、ひょっとしたら、これはすでに、大谷山だろうかと早とちり。しかし、まだ11時25分。想定より1時間程度早い。北側には展望が開けていて、緑地が見えます。
地形図を引っ張り出して、その方角をチェックしてみると、見えていたのはゴルフ場の戸山カンツリークラブ。どうも、ここが511ピークのようです。さらに見渡すと、そのずっと西から送電線が走っています。何本かの鉄塔の後ろあたりにある高い山が、東郷山ではないかと推定して、先へと進みます。
しかし、このずんぐりした山頂は、道がハッキリしないうえに、案内テープも見当たらず。迷いそうになりますが、何とか尾根線をたどって進みます。やがて、西に聳える大谷山が見えてきました。手前の谷が深そう。しかし、歩いていくと、南側に稜線がつながっていたので安心。テープと白いリボンが交互に続いています。
緩やかな道が続いていましたが、やがて、大谷山の肩に乗り上げる急勾配の坂に。何とか、これを凌ぎます。しかし、それからもいくつかの起伏と、方向転換。しょっちゅうヤブ戻りしたところにも。なかなか山頂には、たどり着くことができません。最後の急坂と思って、上りきったところは、案内表示のある、手前のコブ。
そこから進んで、ようやく、大谷山山頂(636.8m)に到着。12時38分とほぼ想定どおり。「横瀧山」とも呼ぶらしい。それにしても、やはり、山頂は林の中。そのすき間から、風景をチラホラ眺めることができますが、何やら判然としません。これなら、「展望なし」と言ってもいいでしょう。少し戻って、突き出した二つの岩の近くで昼食に。
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