大谷山の西尾根からまっすぐ下りた斜面を上り返す
岳山~大谷山~桜ヶ垰縦走
真横に折れ曲がっている木に腰掛けて食べるのは、定番のオムスビ。気温20.6℃、湿度55%、風もほとんどなく快適です。他に、誰ひとりハイカーなどおらず、静かです。切れ切れの景色を眺めながら、ややゆっくりめの16分間休憩。そこからの案内表示は見当たりませんが、西への方角を確認して歩きだします。
尾根から右へ折れ曲がって、坂を下るよう指示するテープ。そして、広い尾根をグルッと緩やかにカーブを描いて進みます。このあたりの不鮮明な道をたどって行くと、緩いコブに到達。そこには、左への分岐がありましたが、どうも方向が違うような気がしたので、そのまま西へと下りていきます。はじめは道らしき空間。
ところが、だんだん不明瞭になってきます。しかし、これまでも、ヤブ戻りしたところを何度も通過してきているので、あまり不審な感じを抱くこともなく、どんどん下りていきます。しかし、明らにヤブになってきました。しかも、テープもまったくなし。行く先を見ると、深い谷に下りています。そしてふり返ってみると、右側に稜線のようなもの。
「これは違うで」と、急坂でしたが、上り返すことにします。下りてきたとき同様、ルートはハッキリしませんが、とにかく高いところをめざして。すると、先ほどの分岐まで戻ってきました。ロスタイム25分。そして、まだ、半信半疑でしたが、そこを下りてみると、「桜ヶ垰」へという文字の書かれたテープ。
「この道で良かったんじゃ」と人心地。「できれば、分岐の手前にもテーピングしてほしいもの」と、心の中でつぶやきながら進みます。そこからは、緩やかな稜線。ところが、案内テープがあるものの、ヤブの跋扈する道。しかも、ときどき足元や胸くらいの高さにサルトリイバラがあって、歩みを妨げるという難儀が待ち受けています。
桜ヶ垰の取り付きへは谷から出ると聞いていたので、「谷へ下りる道はまだか、まだか」と思いながら歩きますが、これがなかなか。しかし、ズンズン進んでいくと、やがてクルマの走行音が聞こえだします。尾根にしたがって、下りていくとササ藪に出てきました。何とか道のような空間を探しながら進みます。
「谷がなかったで」と思いながら、行き着いた先には、風になびいているピンクのリボンが一本。ここから下りる手もあるということでしょうか。しかし、その先は道路の中段にある補修道へにある則面。他にルートがあるはずと思い引き返すことに。ここは、八方塞がりになったときの、最後の手段にとっておくことにします。
戻っていく途中のササ藪には道らしきものは見当たらず、もうひとつ上へと、案内テープがあったところまで戻ってみます。すると、南側へ向かう広めの山道のようなもの。その先にも案内テープと二ヶ所にリボンが2本ずつ。「これか」と、喜んで下りてみます。ところが、その行くてには、空間を遮る数本の倒木。
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