「鬼のさんぽ道」は展望箇所もあって歩きやすい
広島南アルプスショートコース逆縦走
遊歩道らしく、道幅は広くとってありますが、まだ整備しきれていないようで、途中には、ひっくり返した木の根が盛り上がったままになっているところも。そして、確かに見晴らしのいい場所が。麓の町並みはもちろん、宮島方面もぼんやりと見えますが、残念ながら今日は曇天のため、いまひとつスッキリとしません。
やがて、椿谷への分岐。「椿谷」というのは、てっきり、新道の西側入口近くにあるヤブツバキのあるところと、勝手に思い込んでいましたが、どうも違ったようです。分岐の先は下り道。ここで、下りてしまってはいけないので、右へと進みます。しばらくすると、「鬼のさんぽ道」という半分に切った丸太に書かれた表示。
なるほど、鬼ヶ城山の「鬼」にかけたわけですな。その手前に、八畳岩へ向かう分岐がありました。南へ戻るようになっています。後ろ髪を引かれながらも、新道を合流点まで全部歩きとおすことが今日の目的と、自らに言い聞かせますが、そこからほんの少し歩いたところで、パノラマルート出口に合流してしまいました。
八畳岩ルート探索は、また次にすることにして、今回、鬼ヶ城山山頂(282.4m)は巻いたままに。結局、「鬼のさんぽ道」通過時間はわずか12分でした。そこからは定番ルート。コンクリート道から竹林へ入り、いつもながらその美しさに気分よくして進みます。315ピークを過ぎて柚木城山から己斐垰までは、無人のルートを独歩。
二重鉄塔から造成地を眺めます。道路工事も含めて、ますます整備が進んでいるような感じ。歩いていると、大きなユリの花を発見。新しいけど、花粉が乱れているので、ちょっとだらしない。そして、出口あたりの斜面には、見事なシダ藪が繁茂。山道には影響がないので、ただ単純に、その美しさに感動を覚えます。
さて、今度は大茶臼山へ。腹を括って、コース最大の難所、パノラマルートに取り掛かります。急坂に向かう少し手前で、三滝山から来たという男性ハイカー3人組とすれ違い。「どこまで」と聞かれたので、「武田山まで」と。さらに「何時ごろ着きますか」という問いに、少し遅めの15時半ころかと答えると、「何とピッチが速い」と驚嘆の声。
「そうでもないでしょ」と思いつつ、しかし、「いやいや」とは口に出さず、これから己斐垰まで抜けるというその3人組を、「後は安楽ルートじゃな」と視線を向けて見送ります。こちらは、ここからがたいへん。改めて覚悟し直して歩を進めます。しかし、頭から払いきれない考えごとをしながら上ると、案外早く最後のコブに到着。
展望岩までは、あとひと上りです。たどり着いたのは12時15分と、だいたい予定どおり。この昼飯どきにもかかわらず、他にハイカーは誰ひとりいません。もちろん、指定岩も空席。気温23.1℃、湿度76%、ときおり快適な風が吹いてくるので快適。リラックスします。そのため、いつもより長めに、18分の昼食休憩。
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