桜ヶ垰下山口へのルートがなかなか見つからなんだ
岳山~大谷山~桜ヶ垰縦走
まさに、道を塞いでいる状態。普通ならとても、その先へは行ってみようとは思わないようなところです。しかし、それでも「先は薄暗いけど谷へと下りているし、この先に道があるかもしれない」と妄想。倒木の横を、細木のヤブをかき分けながら、下りてみます。ところが、行けども行けどもヤブ。先は明るくなりそうにない。
「こりやぁ、だめ」と断念、テープのある分岐まで戻ります。「さて困ったぞ。どうするか」。そこで、もうひとつ上のテープまで戻ることに。キョロキョロと探しながら坂を戻っていくと、2本巻きのテープがあるのを発見。そして、その北(左)側に、スギ林の谷へと下りる道のようなもの。「これか例の谷道かも」と下りてみます。
道は途中で、曖昧になりそうですが、さらに下りていくと、谷の底にリボンがなびいているのが見えました。それに勇気づけられ、進みます。ところが、底にたどり着いてみると、道らしきものはありません。それでも、小さな谷なので、とにかく出口へ行こうと思って行くと、すぐに水が染み出しているところへ。
なぜかしら、ゴミが散乱しています。歩けそうなところを選んで湿地を渡ると、まもなく、舗装道に出てきました。これが、桜ヶ垰登山口になるようです。艱難辛苦の末、ようやくたどり着いた感。ササ藪と細木ヤブ、この2回の迷走で、ロスタイム合計25分でした。結果から考えると、こちらから上った方が良かったかもしれません。
今回の縦走、参考にしたサイトには、女性を含む数十人のパーティで歩いた記録。それにしても、このコースを実際に歩いてみると、道が不明瞭な上に、サルトリイバラを含むヤブが繁茂していて、大集団で歩くには、あまりにも野性的すぎるような気がします。ひょっとしたら、先発隊が、ヤブ狩りをしていたのかも。
さて、ここから県道71号線を、こころ西風梅苑へと向かう覚悟の4.6㎞の道程。ときおり、クルマが走り抜けますが、歩道があるので幸い。歩くには、さほど暑すぎもせず、ちょうど良い天気です。途中、奥原で第一タクシーのバス停をチェック。いつかまた、利用することがあるかもしれません。
向山をはじめ、周囲の景色を眺めながら進みます。やがて、南へ曲がって、広い直線道路に合流。そこをさらに、緩い坂を南へ上って、団地に入ります。入口の公園で手を洗って、伴南5丁目のバス停へ。15時55分でした。バスは出発した直後のようなので、次を待ちます。シャツを羽織って、温湿計をチェック。完歩の祝杯を飲み干します。
今回、歩行距離は12㎞程度なので、足の痛みはほとんどありませんでした。しかし、小さな切り株に蹴つまづくことが何度も。前にあった木に抱きついて左上腕内側が内出血してしまったり、いつのまにか右前腕に擦過傷ができていたり、さらにイバラによるいくつかの小さな切傷。それにもかかわらす、殿部の痛みはいつの間にか消えていました。(了)
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