艱難辛苦の結果ついに正規の上三田ルート発見
白木山連山縦走 上三田~中島
もちろん、上三田駅で降りたハイカーは自分だけ。たまたま店頭にいた、自転車屋さんのご主人にあいさつして、登山口へと向かいます。この時点では晴れ。青い空と雲、周囲の山々や見慣れている町並みも美しい。今日は不思議なことに右足首後部の痛みがありません。傷が癒えたのでしょうか。
歩いていると、騒々しいカエルの鳴き声が聞こえてきました。声のする方向を眺めてみると、水を張った田。何匹ものカエルが、頭をつき出して、競い合って鳴いています。この様子なら、今日あたりぼちぼち、山道でヘビの姿を見かけることになるかもしれないと覚悟を決めておきます。
何の疑いもなく、墓地上の斜面をめざして歩くつもりでしたが、住吉神社の前に来たところで、ひょっとしてここには登山口はないのだろうかと考えます。確か、右奥は一番最初に来たとき探して見当たらなかったはず。それなら左側はどうだろうと、道路から眺めてみると、森の中に空間が見えます。
さらに、何やら人の話し合う声が聞こえる神社の横を、少しばかり奥へと入ってみると、案内リボンがぶら下がっているではありませんか。「これか?!」と思いつつ、まだ半信半疑。しかし、さらに歩いていくと、しばらく谷を上る急勾配の抉れ道ですが、案内リボンも途切れず、ちゃんと続いています。
そして、枝尾根の急坂を上りきって、乗り上げた稜線には、記憶にあるピンクリボン。多分この稜線を下りると墓地へ続く林の斜面に出るはず。それにしても、上三田ルートには、まともな上り道はないものと、これまで思い込んでいました。しかし、ようやく、長い間の艱難辛苦の末、ついに発見。
だいたい、ネットの登山記録で採取した地図には、住吉神社の北側にルート入口が記入されていました。これまで、ずっとこれを信じて、墓地の上の林の急斜面を上ってきましたが、それが不正確だったことが判明。しかし、登山口の案内表示はないのですから、おそらく、記録を残した人にも分からなかったのでしょう。
思いもかけずにですが、はじめが決まったからには、終りも縦走ルートで締めたくなりました。前回、ルートを誤まって、文教女子大附高口へと下りてしまったことへの雪辱を果たしたいという気持ちが、急に持ち上がってきました。予定どおり鬼ヶ城山を下りるかどうかは、林道分岐までに考えることに。
さて、稜線からすぐに、再び急坂。それを上ったところが297ピーク。今回は、尾根をそのまま進んだりせず、間違いなく右へと下りていきます。そして、さらに上ったところが、上三田への矢印が記入されたテープのあるコブ。表示はありませんが、ひょっとしたら、これが384ピークでしょうか。
« 白木山正面ルートの景気が悪いのは平日のためか | トップページ | 積雪がない分少しばかり快調に歩きがはかどる »
「三篠川流域」カテゴリの記事
- 白木山 椿谷・滝~正面コース ⑤(2023.06.02)
- 白木山 椿谷・滝~正面コース ④(2023.06.01)
- 白木山 椿谷・滝~正面コース ③(2023.05.31)
- 白木山 椿谷・滝~正面コース ②(2023.05.30)
- 白木山 椿谷・滝~正面コース ①(2023.05.29)
コメント