ガガラ山は「ツツジの丘」より稜線道の方が花盛り
広島やまなみ(南アルプス)ロングコース逆縦走
黒谷山へ向かっていると、谷へ向けて補助ロープがかけてあるのを発見。そして、道脇の木にはテーピングがあって、「平和台」と記されています。これまで、見過ごしていたのかもしれません。深い谷へと下りるようです。あまり縁がないルートですが、いつか、まだ残っている火山未踏ルート探索のときにでも、歩いてみますか。
水越垰で小休止して、コース最後の三指急登である弓場跡ルートに挑みます。何度も上っているので、間違いなく上れるのですが、それでも、気合を入れなければなりません。武田山山頂(410.5m)にも、めずらしいことに誰もいませんでした。ピンボケ写真を撮りながらひと息ついて、下山にかかります。
木の根道の下側に、短い脇道が造られていたので、幹に手をかけて下りようとしたところ、足を滑らせてしまいます。思わず幹を抱いてしまい、硬い木の皮で左腕前腕の内側を擦ってしまいました。しばらくヒリヒリ。別に、木の根道を通っても良かったのにと、後悔しますが、山では往々にしてあることと慰めます。
これまで、縦走路のところどころを彩ってきたコバノミツバツツジ。いつも地味な、ガガラ山の「ツツジの丘」は、いったいどうなっているのか。おそらくこの「ツツジ」も、コバノミツバツツジのことでしょう。しかし、東中倉山の「つつじ群生地」のように、名前倒れはよくあることなので、過大な期待をせずに臨みます。
やはり、それが正解だったようで、大したことなし。確かに、コバノミツバツツジの木は何本かありましたが、まばら。見事な花盛りという光景ではありませんでした。そこよりもまだ、ガガラ山の稜線道の花の方がにぎやかでした。いつものように山頂(212m)から、いま下りてきた武田山を見上げながら、ひと息つきます。
腐った木橋を慎重に渡って、下山道に入ります。途中に、仰向けになった黒い小さな動物の死骸。ネズミだろうかと観察してみると、どうも鼻先を見るとモグラのようです。以前、丸山から三滝山方面へ下山道の麓近くでも、見つけたことがあります。今回も、亡骸なので、カメラは向けませんでした。
動物のことといえば、大茶臼山の急な上り坂、イノシシが散々掘り返して砂場のようになっていたところが、固くなっていました。イノシシの掘り返しが目立つのは、晩秋から冬場のような気がします。エサになる草木がなくなってしまうからでしょうか。地面を掘り返してミミズや虫を探すのかもしれません。
相田口への道、以前は長い下山道と感じていましたが、最近は覚悟して下りるので、それほどではありません。足痛は限界に近い状態ですが、道路に下り立つと、勾配が緩く、凸凹がなくなるので、ずいぶん歩きやすくなります。安川を渡る橋の手前にセブンイレブンがあったので、そこで完歩祝いの小さな一杯を購入。飲み干しました。(了)
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