下立石ルートの前半は谷を下りる荒れた道じゃった
東中倉山~長者屋敷跡~長者山縦走
やがて長者山への上りに入ります。ここも、いったん急坂を上りきったところが、地図にはないコブ。そこを下って、また軽く20m程度上ります。ようやく長者山山頂に到着。13時29分です。ここはタムシバが花盛り。ひと息ついて水分補給。しばらく、山々を同定しながら、展望を楽しみます。
さて、ここからは急降。滑りそうなので、補助ロープのあるところは躊躇なく使います。もっと時間を費やしたような気がしましたが、わずか4分で鞍部に到着。ここから、下立石ルートを下りていきます。縦走するときには、いつもチェックしていた下山口、ここから最初に上った直登ルート合流点まで、はじめて歩きます。
前半は、谷をまっすぐ下りる道なき急坂です。テープと踏み跡のようなものが頼りの荒れたルート。地図の感覚よりも長く感じます。そして、斜面を数メートル上ったり下ったりしながら横走する、今にも崩れ落ちそうな、あるのかないのか分からないような難儀な細道に。それでも、やがて、直登ルートと合流する尾根道へと乗り上げます。
道はハッキリしているものの、下りていくと、そこもやがて、九十九折れの急降になってきました。このあたりは記憶に薄い。少し緩い勾配に下り立ったところで、案内テープの先の尾根には、生い茂るシダ藪。そして、その右側の谷へ向けてリボンが風に揺らいでいます。この谷へ下りるのだったかなぁ。
そのリボンのところまで行ってみましたが、どうもその先には道らしきものも、案内表示もありそうにない、危険な匂いがします。短い距離だったので、すぐに引き返します。そして、まっすぐシダ藪をかき分けて進むことに。すると、藪は迫っていますが、ちゃんと道がありました。おまけに倒木も、歩きやすいように切断されています。
そのまま下りていくと、今度は真正面に、右への矢印が記入されたテープがありました。これには従います。そこからは緩やかな道ですが、しかし、どんどん谷へと下りていくので、いくぶん半信半疑。未知(ミチ)の道(ミチ)だろうかなどと思いつつ歩いていましたが、何となく見覚えのある倒木が見えてきました。
さらに下りていくと、確実に記憶に残っている石垣群の跡に出てきました。水田の跡でしょうか。とにかく、「ここ、ここ」と、その間を下りていきます。やがて、民家の屋根らしきものが見えてきたので、墓地の手前で汗に濡れた上衣を着替えます。さらに下ったところで、畑作業をしている女性がいたので、あいさつ。
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