不思議なことに前回無事通ったルートで踏み外す
宮島陸路反時計回り一周
そこからは、ときどきシダ藪をかき分けたり、湿地のズブズブ道を歩いたりしながら、何とかルートに則って進みます。そんな尾根、谷を乗り越えて、やがてあての木浦登山口に到着。すでに12時40分、水分補給しただけで、脇目もふらず直ちに岩船岳上りにかかります。ここからが、宮島反時計回り周回ルートで一番ハードな行程。
胸ほどの高さのシダ藪をかき分け、大きな勾配。その中でも、特別な急登をよじのぼって、230ピーク手前あたりの岩場にたどり着きます。可部島や大竹・岩国方面の見晴らし良好。景色を眺めながら、ここでしばらく休憩して、水分を補給します。ピークあたりに高射砲台跡とおぼしきコンクリート。
そこを通って、まっすぐ進むと、北側の尾根に出てしまいました。ここは違うだろうと、戻って東へ下りていくと、道らしきものはどんどん谷へと向かいます。「これも、どうもおかしい」と、引き返してみたところ、稜線を東へ通る道を発見。そこを進んで、旧軍施設跡へ出てきました。ここは進路が、若干分かりにくいところ。
しかし、ここは前回、右往左往して探して学んだところですから、今回は、直ちに尾根へ上るルートへとたどり着くことができました。そして、いったん下って、再び上りに。膝ほどのシダ藪をかき分けながら進んで行きます。ところが、決まった尾根道を歩いていたはすなのに、いつのまにか道がなくなってしまいます。
そういえば、さきほど左下に道のようなものがありました。ヤブをかき分けて、斜面を少しだけ下りて行きます。ところが、その道をしばらく進むと谷に入ってしまい、その踏み跡のようなものも、途切れてしまいました。こうなったら、もう一度尾根をめざして、谷から道なき斜面をよじ上る以外にありません。
苦労して、たどり着いた尾根にはシダ藪。それでも、そこには道らしきものが続いていました。前回同じルートを単独で歩いたときには、このような迷走はしなかったのに。今日は、これで6回め。これが堪えたのか、だんだん相棒がペースダウン。しかし、それを、立ち止って待つのではなく、追いつけるように、ややペースを落としつつも進みます。
364ピークと思しきところに乗り上げて、やや緩くなった稜線を進みます。歩いている最中、道の傾きに合わせて左足をゆっくり内反しながら筋肉を伸ばしたたところ、捻挫したときのような強い痛み。ガクッとならなくても、筋を傷めることがあるのでしょうか。しばらく、足首を内反させないように気をつけてます。
外反気味にすれば、それでも何とか大丈夫。シダ藪は過ぎ去ったものの、御床山頂としている大岩までの急坂は難儀します。その岩の北西側にある岩溝の断崖通路、危ないので自ら渡った後、相棒に手を差し伸べます。時計回りで通ったときには拒否して自力踏破したのに、今回は素直に摑んできます。ここは確かに、一つ間違えれば転落の危険。
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