ラストスパートをかける気力がなかなか湧いてこない
広島やまなみ(南アルプス)ロングコース順縦走
そんな気分で、黙々と展望岩を下りようとすると、岩の上に座っていたひとりから「気をつけて」の激励。少しばかり気分を良くして、明るく対応します。それにしても、昼食後のここから、テンポが落ちる可能性が大きい。そのため、己斐垰へのパノラマルートを、重い足を励ましながら、心もちやや速めのつもりで下りていきます。
そして、いつもながらクルマの通行量の多い己斐垰を走って横断。とは言うものの、柚木城山登山口からの上りは、マイペースで進むのが限界です。枯葉の溜まった直登道を上りきって、稜線に乗ります。まもなく到着した二重鉄塔から造成地を見ると、やっぱり、結構基盤づくりが前より進んでいるように見えます。
柚木城山(339.4m)の山頂コブに乗り上げたのは、13時26分。さらに315ピークにも、13時44分と、基準時より-5分をキープしていますが、大茶臼山到着時刻と比べると、2分ほど戻ってしまいました。それどころか、次の鬼ヶ城山(282m)に到着したのは、近道の急坂を通ったにもかかわらず14時35分。何と基準時比-1分になってしまいます。
少し疲れてしまったのでしょうか。315ピークの前後から、左膝に痛み。「膝が笑う」という状態とは少し違うような気がしますが、力が入りにくく、ガクッとなることも。そして、右足首後部にも、靴ヅレのような痛みがあり、これも難儀。どうも、これ以上ピッチを上げるには、かなり気持ちが追いつめられないと難しそう。
どうも今回は、後半の追い込みへのエネルギーと気力が、あまり残っていないような感じがします。前半に頑張ったからでしょうか。鬼ヶ城山西側の新道、ほんの少し期待していましたが、文字どおり「道半ば」の様子で、まだ通れません。その全体像はよく分かりませんが、歩きにくい抉れ道を下りたところで合流することになるようです。
下りていると、夫婦ハイカーとすれ違います。女性の方は、タオルで中東の女性のように顔を覆って不気味な雰囲気。花粉対策でしょうか。道明地蔵を過ぎたところの坂、巻き道を通らず急登をよじ上り、鉄塔下の鞍部へ。そして、主尾根に乗り上げて、緩やかな坂を進みます。やはり、脚の調子はいまひとつで、痛みが先行。
それでも最後の急登は、斜面左側を上りきります。東峰(312m)に到着したのは15時06分、基準時比+1分と、ここでついに遅れてをとってしまいます。でも、考えてみればほとんど同じ時刻。しかも、基準時は、これから少し速歩きをすれば間に合ったときのタイムですから、まだ、そんなに切羽詰って駆け下りなくても、大丈夫のはずと、思い直します。
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