ヘビに脅える柚木城山にいたふたりの女性ハイカー
広島やまなみ(南アルプス)ロングコース逆縦走
315ピークを経て、柚木城山へと向かいます。考えごとをしていたからでしょうか、いつもチェックする鉄塔をひとつ見過ごしてしまいました。そのため霊泉寺ルート入口も同じく看過。山頂コブを上ろうとすると、男性ハイカーが下りてきたので、道を譲ります。その後を、いつも必ず見る幹が巻いている木を確認しながら上ります。
柚木城山山頂(339.4m)には、女性ハイカーがふたり。山頂表示にリュックを引っかけているので、けしからんと思いつつあいさつを交わします。仕方なく、カメラでの時刻チェックをする前に、水分補給をすることに。するとまもなく、彼女らがリュックを担いで下りはじめます。そのとき、「そこで、ヘビを見ませんでしたか」との質問。
そう言えば、今日は一度もヘビに出会っていません。そのことを伝えます。さっき下りようとしたら枯葉のような茶色いヘビがいたので、先ほどの男性に先行してもらったとのこと。シマヘビではなかったらしい。それにしても、急に動き出すからビックリはしますが、それほど危険な生き物ではないと思うのですが。
ここで11時59分。いつもこんなものと思いつつ、大茶臼山をめざします。ダブル鉄塔から見える造成地は、ほぼ平になっています。あの真中の広いところにイオンがつくられるのかも。己斐垰は、昼休みのせいかクルマは少なめ。尾根道に乗り上げて、いよいよ、急登三指の中で一番の坂に挑みます。
展望岩には誰もいませんでした。もちろん、指定岩も空いています。気温16.7℃、湿度55%、風も穏やかで岩も暖かく、居心地は良いのですが、黒い小型のハエが目のあたりを飛び回ってうるさいこと。オムスビを食べている間中、振り払ってもふりはらっても、しつこくまとわりついてきます。
そういえば昨年は、火山あたりでこれに悩まされました。先が思いやられる気分になってきました。ところが、今回悩まされたのは、この展望岩のみ。幸いなことに、その後は火山も含めて、うるさく感じるほどは、いませんでした。気候の他、農作物と同じように当たり年と裏年があるのかもしれません。
大茶臼山山頂(413m)から畑垰へ向かって下りていると、大きな青い網を持った男性が歩いてきました。その前にスマートなリュック。「何を捕っているのですか」と聞くと、「ギフチョウ」とのこと。「収穫のあった昨年と同じ日に来たのだけど、今回は一頭も見つけられない」と嘆いていました。よく分かりませんが、「マニアの間では垂涎のチョウ」らしい。
うろ覚えで「黄色い縦縞のあるチョウでしたかね」と聞くと、「そのとおり」との答え。その人の説によると、今日は曇り気味で、あまり気温が上がらないことが原因かもしれないとのこと。「ハエはまとわりついてくるのに、チョウが見つからないのは残念」と応じておきます。それにしてもこの人、てっきり畑垰からと思っていたのに、留まっているクルマは一台もありませんでした。
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