他人を見て「カメラマンが来た」と騒ぐ家族ハイカー
広島やまなみロングコース逆縦走
パノラマの坂を過ぎてからは、比較的歩きやすかったのですが、コンクリート道になると、雪を踏むと滑るので気をつけなければなりません。竹林道も高いところには残雪が多い。草沼道の出口近くで2人組みの男性ハイカーとすれ違います。何を思ったのか、「武田山まで行くんですか」と聞いてくるので、「そのつもり」と答えます。
驚愕の反応を後に、急に残雪が少なくなっている坂を下りて、315ピークへの上り口へ。しかし、いつものように、捻れ階段210段を休まず上りきった後の上り道には、結構雪が残っています。柚木城山から己斐垰までは、雪上にいくつかの足跡はありましたが、ハイカーには誰ひとり出会いませんでした。
肝に銘じている大茶臼山へ急坂。南向きのためか、ところどころ雪のない箇所があるものの、かぶっているところは滑りやすく、脚に負担がかかります。何とか乗り切って展望岩の下に到着。岩の上で、「ここに、大鵬の手形ような跡がある」とか、話す声が聞こえます。上りかけると、ちょうどその人たちが下りようとするところ。
顔を出すと、男女4名くらいのハイカー、道を開けてくれました。大鵬の手形は、岩に手を置くところの雪が溶けかかったもののようです。乗り上げたところにある指定岩は、良い具合に座るところだけ乾燥していました。気温12℃、湿度56%。ほとんど風が吹いていないのが幸いですが、すぐに太陽が厚い雲の後に入ってしまいました。
少し寒くなったと思いながら、オムスビ昼食をとっていると、男性ハイカーが下りてきました。北方面の積雪状況を聞いてみると、三滝山から上ってきたとのこと。たいして違いはないとの返事でした。このハイカー、久しぶりに教順寺ルートを下りるということなので、急勾配の岩場、残雪があったら気をつけてと送り出します。
それにしても、「たいして違いはない」どころか、電波塔ビル西側の山道には大残雪。道が違うのではなかろうかと、振り返ってみるほど。畑垰手前の急斜面は、滑りそうなので慎重に下りていきます。さて、丸山へと向かいます。途中の上り下り、ふだんはあまり気にならないのですが、雪があるので、負担がかかります。
やがて、反射板のある山頂に近づくと、子供の声が聞こえてきました。これは大勢居るのかもと思いながら、山頂(457.6m)に乗り上げると、そのとたん、こちらを見るなり、おばさんハイカーが「カメラマンが来た」と叫びます。何のことじゃろか。別に、あんたらに雇われちゃおらんでと、やや不愉快な気分。
すると、家族の写真を撮ってほしいとのこと。カメラを渡されます。ここで、「カメラマンちゃうで」と拒むのも大人気ないし、「乗り突っ込み」にも気が回らないので、5人くらいでしたか、全員が枠の中にきちんと入るように気をつけて、シャッターを押しました。1枚で良いのかと念押ししましたが、それ以上の要望はなし。
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